6月最終日。
6月いっぱいのポップコーン付映画クーポンがあったので、ムリヤリ映画に行くことにしました。
ちょっと気になっていた「空飛ぶタイヤ」。
長瀬智也さん、ディーン・フジオカさん、高橋一生さんのほか、岸部一徳さんら実力派俳優さんがたくさん出演しています。
ストーリーは、長瀬さんが社長を務める赤松運送の走行中のトレーラーから突然タイヤが外れ、歩行中の親子にぶつかって母親が死亡してしまうという事故から始まります。
事故直後は運送会社の整備不良が原因だと思われますが、構造上の欠陥らしいということがわかってきます。
ただ、トレーラーの自動車会社は財閥系の大企業。
それまでの事故も揉み消されているし、街の運送会社という中小企業ではなかなか戦えません。
被害者からの非難、風評、金銭面のプレッシャー、大企業の圧力、大企業との関連ある各業界企業、すべてが壁となります。
(予告編ではかなり心の強い人のセリフのシーンがつかわれていますが)社長もくじけそうになることもたびたびだし、同じような目にあった運送会社も少しも頼りにならないし、巨大自動車会社の社員には社員の立場もあるし・・・
ジレンマだらけ。
だけど、池井戸さん原作の映画だけあって、結局は気持ちいいです。
全てがリアルではないでしょうけど、それぞれの迷いや苦しみがあって瞬間をきりとればリアル感があります。
いろいろな意味で泣けるシーンがたくさんあります。
そして、この映画のためにつくられたというサザンオールスターズの「戦う戦士たちへ愛を込めて」もすごく盛り上げてくれます。
・・・思わずパンフレット買ってしまいました