『腸・美人』 通信

『頭とおなかの中』に地震と災害が一度にやってきた。そして、健康を創る自分に変化した。現在、おなかの「免疫力治癒力」育成。

菌とつきあう(ウイルス変異と新薬開発)

2009年07月20日 20時43分42秒 | Weblog
 2009年6月28日の日本経済新聞に添付されている記事より。
筆者は「人間総合科学大学 教授藤田紘一郎先生」です。専門分野は「寄生虫博士と呼ばれているという・また、感染免疫学の権威者で健康に関していろいろな分野からの出版物も多いといわれている」=「ゼロ歳からの免疫力」「不老の免疫学」「病気に強い人弱い人(腸内細菌が寿命を決める)」「腸を整えれば心も体も必ず元気になる」などたくさんあります。 

鳥インフルエンザウイルスが、ヒトに感染することが確認されたのは、1997年のことだ。このウイルスは強毒性のH5NI型で、ヒトに感染すると致死率は極めて高くなる。現在でもインドネシアなどで感染は続いているが、幸いにもヒトからヒトへ感染するようには変異していない。今回、世界を騒がせたインフルエンザウイルスは、メキシコの豚のなかのウイルスがヒトからヒトに感染しやすく変異したものだ。しかし、このHINI型ウイルスは季節性のインフルエンザと同程度の弱毒性のものだった。

 インフルエンザウイルスはウイルス殻の表面にHAとNAという二種類の突起を持っており、突起の種類でH5NIとかHINIに分類されることを前回解説した。現在、HAは16種類、NAは9種類存在する。その組み合わせだけで、インフルエンザウイルスは144種類の型に分けられることになる。しかも、同じ型のウイルスでもHAとNAを構成するアミノ酸に変異が生じる。
 (いたちごっこ続く)
 感染予防のワクチンや増殖を阻害する薬剤の効果は、このHAやNAが新たな変異を起こした場合には効果がなくなる可能性が出てくる。今回の新型インフルエンザは、Aソ連型と同じHINI型だが、従来のワクチンは効果がなかった。強毒性の鳥インフルエンザウイルスH5NI型では、インフルエンザ治療薬のタミフルが効かない耐性ウイルスも出現しているといわれる。ウイルス変異とワクチンや新薬開発のいたちごっこに終止符を打てない。

 最近、インフルエンザウイルスが体内で増殖する際に中心的な役割を担っているたんぱく質であるRNA(リボ核酸)ポリメラーゼの立体構造を横浜市立大学と筑波大学の研究グループが解明した。このRNAポリメラーゼはウイルスが変異してもほとんど変わらない。その働きを阻害する薬が実現すれば、どのタイプのインフルエンザに対しても効果が期待できるはずだ。「万能型インフルエンザ治療薬」の開発につながる研究として評価されている。
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ウイルスが変異して、ヒトに感染する。
 感染を予防するには、腸内環境を整えることなのである。
 そんなサプリメントの入り口です。


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