これね。
大学の単位 全部終わったら
絶対買おうと ず~~~っと心に決めてた自分への“ごほうび”。
むか~し、図書室で見つけて
それから変わらず私の“特別な引き出し”にしまわれていたもの。
この本に出会ってから
図工の時間には、ひたすら粘土をこねて
せっせとパンを・・・えぇ、パンだけを作ってましたね。(不気味)
「パン屋さんになりたいの?」
一身腐乱に粘土パンをこねている私を見ながら、
そう声をかけてきた担任の先生に
「いえ、喫茶店のマスターです。」と真顔で答えた私。(すでに病)
↑
?
ちょっとしんどくなった時、偶然本屋さんでこれを見つけてね。
「よし。全部終わったらこれを買おう。」って思ってた。
大人になってから読む絵本っていうのも
なかなかオツですな。フフ。
・・・というわけで。
先週の土曜日、無事テスト合格の通知が届きました!
はぁぁぁ~~っ。
本当に全部、終わりました。
さすがに通知書の封筒開ける時はドキドキしたざます~。
でね。
一応ね。オカンにもね。
報告しまして・・・。
うちのオカンは気の強い人でね。
ムチをビシバシ、さらにそこに塩をすり込んだりするような人なんです。(ドS)
ましてや、親子で仲良くお買い物♪とか、
お茶飲んで楽しくおしゃべり♪なんてことは、ありえない。
よその家が羨ましくて羨ましくて しょうがなかった、子供の頃。
そんなオカンがね、
「全部終わったからさ。」
そう言った私に
「よくがんばりました。」って。
そう言ったんだよね。
今まで1回も誉めたことのないオカンが
よくやった、と私を誉めた。
なんか こみ上げてきちゃって。
「まっ・・、まぁね。」
そう言うのが精一杯だった自分。(笑)
結局。
どんなにつっぱっても、
どんなに格好つけても、
親は親だし、子供は子供なんだな、と。
あともう少しで2回目の成人式を迎える私も、
オカンの前では
夢中で遊んでいた鉄棒にスカートが巻きついてしまい、
パンツ一丁で泣きながら帰ったあの日の私と何ら変わらない。(軽いトラウマ)
そう。
結局、オカンの前では 100%まるごしの私。
なーんだ。そういう事か。
そりゃ、かなうわけないわ。
まぁ、でも。
誰かの前で まるごしでいられる自分っていうのも
なかなかどうして、悪くない。