goo blog サービス終了のお知らせ 

増田カイロプラクティックセンターの近況レポート

筋骨格・神経・アレルギー(NAET)・感情の統合療法。
増田裕D.Cのブログ

2006年1月12日 私のお店

2006-01-12 01:09:37 | 近況
増田院長記

●昨年暮れのことであった。旅行業者に航空券の手配を頼むために電話したら、いつもの営業所長は転勤したとのことであった。私は開業以来11年間、その人にすべて飛行機の手配を頼んできた経緯があり、すっかり困ってしまった。そこで、電話に出た女性にこの間の経過を話し、新しい営業所長に私のことを引き継いで欲しい旨を言ったところ、所長は今電話中なので折り返し電話をくれるとのことであった。いつもだったら、10分はしないで電話がかかってくるのだが、この日は半日後に電話が来た。私はこの日午後は用で出かけていたのだが、新所長の代わりに女性が担当するとの電話があったことをスタッフが伝えてくれた。
 そのときとっさに私が思ったのはもうこの旅行業者の静岡営業所は私の店ではなくなった、ということである。そこでハッと気がついたのは、彼の転勤先に電話してそこで頼めばいいばいいじゃん! そこで電話する。「増田先生、すいませんでした。何の連絡もなしに転勤してしまって。突然のことで、私はまだ静岡から通勤しているんですよ」。例のごとく、いろいろなコースを回る航空便を頼んだ。これで静岡営業所はお得意様の1人を失ったことになる。

●最寄の金融機関の支店は窓口の女子行員は全員私のことを知っている。ある日、手続きをしない前に窓口で「増田さん」と呼ばれてびっくりした。そのときからこの金融機関は「My Bank」である。いい印象があるので実名を出しておこう。静清信用金庫池田支店である。ところが、ほかのどこの金融機関に行っても、まず顧客の名前を覚えようとする行員に出会ったためしがない。上から下までそうした態度である。お役所と一緒である。サービスは超一流に悪い。人がいてもATMと同じだ。リッツカールトンのすばらしいところは泊り客の名前を従業員の誰もが知っていることだ。商売していて客の名前を覚えないでいいというのは、どういう根性だろう。

●そんなことを考えながら、自分のオフィスを「私の先生、私のカイロオフィス」と患者さんが捉えてくれているだろうか?と考えた。親しみがあり、自分が客としてのもてなしを受けて、心地よい気分がするか? いつも患者の目線で対応することを心がけたい。

●20代の患者。アトピー性皮膚炎を長く患っている。顔や頸や手などが湿疹で赤く腫れている。先日の3連休を利用して計9回の集中治療を受けられた。メールの返事をいただいた。「昨夜から痒みがだいぶ引いたようで、肌の赤みやぼろぼろだった部分が信じられないほど良くなりました。まさかこんなにすぐ良くなるとは思っていなく、ひどかったところを見ると今でもとても驚いています」。この人の過去のことを思うとどんなに辛かったことだろうと思う。人は希望がないと生きられない。そうした希望の灯を灯し続けたい。

●昨日診た患者さん。中年のご婦人であるが、赤い顔の色が少し薄味を増してピンク色に変わった。印象が違う。
愁訴はほてり。これは更年期障害ではなく、小さい時からだという。顔はゆでたこのように赤い。真っ赤なりんごのような色をしている。ほっぺただけでなく額から顔中が赤い。前々回から大豆の治療をしている。大豆は大好物だという。アルコール焼けはよく見るが、これは大豆焼けのような印象なのだ。

「どうですか。少し赤みが和らいだように見えますが」「ええ、だいぶ楽になったんですよ。変化を感じてます」このまま治療を一直線である。

●アルコールのアレルギーの人を立て続けに治療している。先日も触れた急性頚部痛の人に加え、本日は60代の男性、70代の男性の腰痛と坐骨神経痛をそれぞれ診た。前者は2回のアルコールの治療で昨年11月以来の右下肢の痛みが軽減した。本日アルコールとその組合せの治療を行う。70代の男性は腰痛が出たり消えたりを繰り返す。本日は大腿筋膜張筋の部位が痛いという。この筋肉は大腸との関連がある。そこで神経筋反射テストをすると、飲物と出るので、細かく調べたら「焼酎」を毎日4,5合飲んでいるという。これを治療する。


●さて、本日のドラッカーの金言である。「はじめに実践ありき」。副題は「意思決定の前提とすべきものが「すでに起こった未来」である」。APは「意思決定の前提にしているものは陳腐化していませんか。市場で勝つには、思考の枠組みを変えなければならないのではないですか」である。

陳腐化した思考の前提とは何か? 
1、カイロプラクティックの適応症は腰痛などの筋骨格系の疾患である。
2、カイロプラクティックは予防医学である。
3、新患よりも既存患者のメンテナンスケア、ウェルネスケアが重要だ。
4、カイロは手技オンリーである。
5、時間をかけないと患者は満足しない。

以上の陳腐化した前提に代わるすでに起こった未来の市場動向とは?
1、カイロプラクティックは全科の代替医療である。
2、理想は予防医学だが、現実は次の通りである。圧倒的な国民は病気の治癒のために西洋医学の門を叩いている。しかも、不満足な結果に苦しんでいる人が非常に多い。これらの圧倒的な人々に救いの手を差し伸べられるか?
3、メンテナンスケアもウェルネスケアも大事だが、それ以上に大事なのが新患である。どれだけ新患を増やすかがオフィスの経営上最大の目標である。
4、より正確でより効果の大きなものなら器具としてどんどん採用していけばよい。器具は我々の手の延長であり1部である。
5、外科の手術で時間の長い場合はどういう場合ですか? 失敗した手術。そうです。時間のかかる治療は原因がわからず右往左往している場合が多い。最大の効果を最小の時間で実現する。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする