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Amazon.co.jpより引用
84年発表の、ヴァージン移籍後第2弾となるスタジオ・アルバムをデジタル・リマスター。
大韓航空機撃墜事件をテーマにした「マーダー・イン・ザ・スカイズ」などを収録。日本盤初のボーナス・トラック収録にて復刻。
相変わらず一世を風靡した(ギターキッズだけだけど(笑))ギタリストのアルバム解説とは思えないような解説ですが
現状のある意味マニアックな世界へ行ったゲイリーですから、妥当な線かも知れません。
書いた人にゲイリーに対する知識が余りないと言うのも充分有り得る事だと思いますけど(笑)
このCDはボーナストラックを含め11曲収録されていますが、オリジナル盤は当時レコードだったとは言え
8曲とかなり少なかったです、長い曲ばかりじゃないですし...
このアルバムの製作開始頃から、1枚目の(ツアーメンバーでもある)オリジナルメンバーが一人抜け二人抜けと
知名度は別として、ゲイリーのツアーメンバーとしては最強であったであろう布陣が揃い始める時期でもあります。
(飽くまでも主観で書いてますんで誤解なきよう)
1枚目の、今まで行動を制限されていた鬱憤を晴らすかのような鬼気迫る内容(含む演奏)から
アルバム全体の構成を考え若干抑えた部分も見受けられますが、完成度はこちらの方が高い気がします。
タイトルチューンの“Victims Of The Future”や、解説にもある「大韓航空機撃墜事件」を題材とした
“Mudrer In The Skyes”と言った、ゲイリーらしいパワフルな曲も収録されていますが
私のフェイヴァリットは、ゲイリーの本当の良さが見える“Empty Rooms”です。
後に正式メンバーとなる“ニール・カーター(元UFO)”との合作ですが、かなりのお気に入りのようで
オリジナル版の発表後、私の知っている範囲では2度ヴァージョン違いが発表されています。
オリジナルよりもどちらかと言えば万人受けするようなソフトなアレンジになっていますが
私個人としては、原曲の良さが消されたような感じで拍子抜けした気分です。
当然「リミックスの方が良い」と言う方もお見受けしましたが、私にとってはこのアルバムのアレンジがベストです。
ただ、デジタルリマスター処理の際、手違いがあったのかどうかは分かりませんが
ギターソロに入る前の、ナイロン弦ギターとアタック音を消したベースのフレーズが
本来バッキングのはずのシンセの音にかき消されるミキシングになっていたのが残念な所です。
“ソロを忘れたギターキッズ”の多い昨今ですが、ギターの持つ可能性が無限大である事を
教えてくれるゲイリー・ムーアのギター、一度は聴いてもらいたい物です。
勿論ギターを弾かれない方にもお奨めの楽曲が満載です。
J-POPも良いと思いますが、源流となった`70~`80年代の洋楽に触れるのも一興かと思います。
この時代の楽曲に触れると、最近のドラマやバラエティー等のBGMで
聴いた事のある楽曲が多いのに驚かれるかも知れません。
良い楽曲と言うのは、いつの時代も色褪せる事なく輝き続ける物ですね。
【Empty Rooms(Original Mix)】
【Victims of the Future】
(CD)
01.Victims Of The Future
02.Teenage Idol
03.Shape Of Things To Come
04.Empty Rooms
05.Murder In The Skies
06.All I Want
07.Hold On To Love
08.Law Of The Jungle
[Bonus Tracks]
09.Devil In Her Heart
10.Blinder
11.Empty Rooms(`84 Rimix)
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