以前紹介した女子楽坊賀歳金曲のCD版的な感じの物です。
これも今まで発表した旧譜の中からの抜き出し的な一枚です。
この中には”孫燕姿”の”緑光”をカバーした物も入っていますが、プロデュースを
担当している（のかな？）陳軍さんと言う人は、古典では有名な方のようですが
現代音楽に関しては？と言った疑問を持つ気持ちは否めません。
古典楽器のアレンジの為なんでしょうけれど、原曲の良さがかき消されています。
日本で言えば”祭囃子”のようなアレンジで”現代音楽の編曲やめたら？”とおもってしまいました。
さらに言えば、デビューアルバムで"S.H.E”の”SuperStar”をカバーしているのですが
このアレンジを聴いた後に原曲を聴きたいとは、到底思えないアレンジになっています。
どこかで”原曲は一本調子”と言った感想を目にしましたが、原曲のアレンジは
ロック（欧米系）をやっている人間でさえ”かっこいい”と言っていたアレンジでした。
それぞれの感じ方があるのが音楽ですが”思い込みは正常な判断が出来なくなる物だな”と
感じたのが、私の正直な感想です。
自分の好きなアーティストがやった物が原曲よりも良い、確かに有り得ない事ではありませんが
同時期に双方の曲を聴いた時には、原曲の良さを殺すアレンジだと感じました。
演奏楽器の違いも有りますが、どの曲に関しても”軽さ”と言う物が見えています。
意識したアレンジでしょうけれど、重厚さは何処にも感じられずBGMで聞き流す
そんな感じの音作りを感じてしまいました。
”じゃあ、なんでこんなにメディアを買っているんだ！”と言った意見もあると思いますが
時が経てば方向性や音楽性が変わる事もあるので、聴いた事のあるアーティストに関しては
少なくとも何枚かまでは聴いてみる、その上で変わらなければそこで聴くのをやめる。
そんな感じで音楽に接しています。
そう言う意味では、少なくとも最初の段階では興味は持っていた。
ただ、進化を感じられずアレンジも現代音楽の素人がやっている
そうした感じが払拭されないまま、今日に至っている訳です。
すでに、現在のプロデューサーでは限界に達していると思いますので
現代音楽に精通した人との意見のぶつけ合いから、新しい音楽を模索する段階では？と
個人的には考えています。
名前を変えても、基本理念は変わっていないので日本での成功は難しいと思います。
日本デビューと改名（日本のみ？）を実行した今、思い切った改革をするべきではないでしょうか？
それと、他との違いを強調する為か琵琶を腰の辺りでサポートして立って弾いていますが
琵琶はエレキのスキャロップ（指板の指の当たる部分をえぐった物）よりも
さらにえぐれた（と言うか引っ込んだ）指板（？）になっている為に
少しの力の入れ具合の差で、簡単にシャープしてしまいます。
さらに、ギターで見られるストラップによる持ち方と違い腰に引っ掛けて琵琶を
立てるように持っている為左手での支えが必要となり、特徴的な右手の指全部を使った
トレモロが出来ないと言う事もマイナス要因です。
元々がサスティーン（音の伸び）の皆無な琵琶にとってトレモロは必須な技ですが
立っているが為にギターのような単音弾きが多くなってしまいます。
（右手も琵琶を固定する為に、ある程度のサポートが必要な為）
正直、トレモロのないペンペンな音の琵琶ならば、いっそ開き直ってギターを
使って貰った方がどれだけ良いか分かりません。
見栄え重視ならば、少なくとも真の音楽好きに好まれる事は難しいと言わざるを得ません。
色々と書きましたが、私がファンでもある”女子十二楽坊”に対してでも
”駄目な物は駄目”と言う気持ちに変わりはありません。
例を挙げれば二作目の”輝煌”は私にとっては、数曲を除いて完全な失敗作だと思っています。
タイトル曲の”輝煌”は作・編曲の梁剣峰さんのミュージシャンで有りたいが為の
エゴが出てしまい、ポピュラー音楽としては完全な失敗作になっています。
メロディーが単調で（各楽器で同じメロディーを弾いているだけ）変拍子のリズムは
大勢を占める一般の人を差し置いてマニアックで実験的な音楽になってしまい
とても大衆に受け入れられるとは思えない仕上がりになっていました。
良い物は良い、悪い物は悪い、その人が好きか嫌いかは別にしてそう言える自分でありたい
そう思って突っ走っている音楽バカなわたしです。
追記：このCDに入っているブックレットも問題ですね。
メンバーが変わっているとの事ですがデビュー当時の個人紹介がそのままです。
【女子楽坊喜慶音楽】
(CD+VCD)
【CD】
01. 賀歳金曲-恭喜發財
02. 恭喜恭喜VS賀新年
03. 向歌友拜年
04. 眉飛色舞
05. 動
06. 弦起搖香
07. 竹樓情歌
08. 緑光
09. 橙色的誘惑
10. 光芒
【VCD】
01.賀年
02.組曲：賀新年・恭禧恭禧
03.向歌友拜年
04.眉飛色舞
05.動
06.弦起搖香
07.竹捿情歌
08.緑光
09.橙色的誘惑
10.光芒
おっきなジャケ写はこちら
これも今まで発表した旧譜の中からの抜き出し的な一枚です。
この中には”孫燕姿”の”緑光”をカバーした物も入っていますが、プロデュースを
担当している（のかな？）陳軍さんと言う人は、古典では有名な方のようですが
現代音楽に関しては？と言った疑問を持つ気持ちは否めません。
古典楽器のアレンジの為なんでしょうけれど、原曲の良さがかき消されています。
日本で言えば”祭囃子”のようなアレンジで”現代音楽の編曲やめたら？”とおもってしまいました。
さらに言えば、デビューアルバムで"S.H.E”の”SuperStar”をカバーしているのですが
このアレンジを聴いた後に原曲を聴きたいとは、到底思えないアレンジになっています。
どこかで”原曲は一本調子”と言った感想を目にしましたが、原曲のアレンジは
ロック（欧米系）をやっている人間でさえ”かっこいい”と言っていたアレンジでした。
それぞれの感じ方があるのが音楽ですが”思い込みは正常な判断が出来なくなる物だな”と
感じたのが、私の正直な感想です。
自分の好きなアーティストがやった物が原曲よりも良い、確かに有り得ない事ではありませんが
同時期に双方の曲を聴いた時には、原曲の良さを殺すアレンジだと感じました。
演奏楽器の違いも有りますが、どの曲に関しても”軽さ”と言う物が見えています。
意識したアレンジでしょうけれど、重厚さは何処にも感じられずBGMで聞き流す
そんな感じの音作りを感じてしまいました。
”じゃあ、なんでこんなにメディアを買っているんだ！”と言った意見もあると思いますが
時が経てば方向性や音楽性が変わる事もあるので、聴いた事のあるアーティストに関しては
少なくとも何枚かまでは聴いてみる、その上で変わらなければそこで聴くのをやめる。
そんな感じで音楽に接しています。
そう言う意味では、少なくとも最初の段階では興味は持っていた。
ただ、進化を感じられずアレンジも現代音楽の素人がやっている
そうした感じが払拭されないまま、今日に至っている訳です。
すでに、現在のプロデューサーでは限界に達していると思いますので
現代音楽に精通した人との意見のぶつけ合いから、新しい音楽を模索する段階では？と
個人的には考えています。
名前を変えても、基本理念は変わっていないので日本での成功は難しいと思います。
日本デビューと改名（日本のみ？）を実行した今、思い切った改革をするべきではないでしょうか？
それと、他との違いを強調する為か琵琶を腰の辺りでサポートして立って弾いていますが
琵琶はエレキのスキャロップ（指板の指の当たる部分をえぐった物）よりも
さらにえぐれた（と言うか引っ込んだ）指板（？）になっている為に
少しの力の入れ具合の差で、簡単にシャープしてしまいます。
さらに、ギターで見られるストラップによる持ち方と違い腰に引っ掛けて琵琶を
立てるように持っている為左手での支えが必要となり、特徴的な右手の指全部を使った
トレモロが出来ないと言う事もマイナス要因です。
元々がサスティーン（音の伸び）の皆無な琵琶にとってトレモロは必須な技ですが
立っているが為にギターのような単音弾きが多くなってしまいます。
（右手も琵琶を固定する為に、ある程度のサポートが必要な為）
正直、トレモロのないペンペンな音の琵琶ならば、いっそ開き直ってギターを
使って貰った方がどれだけ良いか分かりません。
見栄え重視ならば、少なくとも真の音楽好きに好まれる事は難しいと言わざるを得ません。
色々と書きましたが、私がファンでもある”女子十二楽坊”に対してでも
”駄目な物は駄目”と言う気持ちに変わりはありません。
例を挙げれば二作目の”輝煌”は私にとっては、数曲を除いて完全な失敗作だと思っています。
タイトル曲の”輝煌”は作・編曲の梁剣峰さんのミュージシャンで有りたいが為の
エゴが出てしまい、ポピュラー音楽としては完全な失敗作になっています。
メロディーが単調で（各楽器で同じメロディーを弾いているだけ）変拍子のリズムは
大勢を占める一般の人を差し置いてマニアックで実験的な音楽になってしまい
とても大衆に受け入れられるとは思えない仕上がりになっていました。
良い物は良い、悪い物は悪い、その人が好きか嫌いかは別にしてそう言える自分でありたい
そう思って突っ走っている音楽バカなわたしです。
追記：このCDに入っているブックレットも問題ですね。
メンバーが変わっているとの事ですがデビュー当時の個人紹介がそのままです。
【女子楽坊喜慶音楽】
(CD+VCD)
【CD】
01. 賀歳金曲-恭喜發財
02. 恭喜恭喜VS賀新年
03. 向歌友拜年
04. 眉飛色舞
05. 動
06. 弦起搖香
07. 竹樓情歌
08. 緑光
09. 橙色的誘惑
10. 光芒
【VCD】
01.賀年
02.組曲：賀新年・恭禧恭禧
03.向歌友拜年
04.眉飛色舞
05.動
06.弦起搖香
07.竹捿情歌
08.緑光
09.橙色的誘惑
10.光芒
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