@Guitar & Music & China

日本・中国を中心とした主に音楽と楽器を紹介します(節操はありません(笑)楽器は主にGuitarです)

【中川イサト】中川イサト/1310(CD)

2006-03-22 | 邦楽
元”五つの赤い風船”のギターで、現在ソロとして活動している”中川イサト”の
初期のギターアルバム”1310(”イサト”と読む)”です。

私が始めてポール・サイモン(サイモン$ガーファンクル)の”Anji”に接した頃
その原点の”ブリティッシュ・トラッド系”の音楽を聴き始め、その過程で知り合いから
弾いて聴かされたのが、このアルバムに入っている”OPUS1310”でした。
蛇足ですが、ごく最近まで1310を”イサト”と読むのを知らず普通にいちさんいちまると
読んでいた馬鹿者は私です(笑)
このCDを買うまで原曲は聴いた事がなく、知り合いもそれ程上手い訳ではなかったので
”なんとなく”Anji"に似てるな”と言う印象しか持っていませんでした。

まぁ最近の”復刻ブーム”って言うんですかねぇ、私の時代の物のカバー曲や
当時のレコードがCDとして復刻される、その初期に出された物です。
なんで、価格を抑える為かCD-Rのような薄~いケースに形ばかりのジャケットが付いている
お世辞にも良い形での再発ではありませんでした。
それでも”おぉ!これがそうか!!”と、見つけた途端買い求めました。

で、家に戻って早速聴いて見たのですが、当時よりも自分が多少進化している為か
今聴くと”こんなもんだったのかなぁ”と言う印象だったのはしょうがない事だと思います。
ただ、殆ど海外の情報が入って来ず、ましてや譜面などもなかった時代に耳だけを頼りに
ブリティッシュ系のインストを聴き、このような曲を作った事に関しては
充分賞賛に値するものだと思います。

言ってもしょうがない事ですが”当時、今のように映像があればなぁ・・・”と
今更ながらに思います。テレビで好きなグループ等が出ても、せいぜいテレビのスピーカーの前に
マイクを置いてカセットテープに録音するのがやっとでしたから(T_T)
特に一番の情報源がラジオだった時代ですから、耳だけが頼りだったですね。
ただその弊害か、最近のギター小僧と接すると楽譜がなければ弾けない子が大半でしたね。
その点では、自分の耳を鍛えられる時代に感謝する部分も大きいです。

私の勝手な思いですが、もっと色々な音楽に耳を傾けて貰いたいと思っています。
確かに流行っている音楽も良いのでしょうけれど、自分の力で良い音楽を探し当てた時の
喜びは他では味わえない物だと思っています。
他の人の数倍幸せなのでは?なんてバカな事を感じる事もあります。
出来うるならば”流行っている音楽=自分の好みの音楽”と言う思い込みは捨てて
心の底から(自分自身が)良いと思える音楽を見つけて欲しいと思っています。

【中川イサト/1310】
(CD)

【CD】
01.きつねの嫁入り
02.OPUS-1310
03.三文楽士の休日
04.不演唱
05.箕面6-5-2
06.ワルツ
07.ザ・ノーバディー・ノウズ・アバウト・マイ・ケアズ&
  ノーバディー・ケアズ・アバウト・マイ・ノーズ・ラグ
08.六番町ラグ
09.明美の散歩
10.蓮
11. 24/ 27(プル・ストリング・ティックル)
12.オレンジ


1310
中川イサト
ソニーミュージックエンタテインメント

このアイテムの詳細を見る


おっきなジャケ写はこちら
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【東方女子楽坊】女子楽坊喜... | トップ | 【四人囃子】一触即発+空飛ぶ... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

邦楽」カテゴリの最新記事