竹心の魚族に乾杯

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ナイロン糸の染色

2009年03月08日 20時29分51秒 | 兵法書・具足編
今日は、渓流釣りの道糸に使うナイロン糸を黄色く染めてみます。

用意するものは、ライカ川釣りスペシャルの0.3号、タマネギの皮、クチナシの実、焼きみょうばん、木綿糸、ガーゼ、糸の輪を作るためのプラスチックの筒(ウェットティッシュなどのもの)。←少量でも良いので茶葉も用意ください※

染料は合成のものでもよいのですけど、合成のものでも結局、それほど濃く染まらないので、今回は天然の染料(クチナシ)でやることにしました。
タマネギの皮は、郡上の与一マが糸を硬くすると書いていたものです。


初めに、ナイロン糸をプラスチックの筒に丁寧に巻き取り、5~6か所を木綿糸で縛って輪にします。


次に、そのテグスの輪をガーゼや要らなくなったハンカチで挟みます。


1リットルほどの水にクチナシ、そしてタマネギを入れ、煮汁を煮出します。


煮出したらクチナシ、タマネギのカスを取り出し、60度まで冷めたところでハンカチで挟んだテグスを入れます。


時々かき混ぜながら10分ほど温め、焼きみょうばんを入れてさらに10分ほど温め続けます。この時の温度は50度ぐらいをキープして、60度を超えないように気をつけます。


鍋にフタをしてゆっくりと冷まします。

この時ゆっくり冷ますほど素直で飛びの良いラインになります(※※)。

完全に冷めたら真水で洗います。テグスを挟んでいたハンカチは完全に染まっています。


封筒など厚い紙を丸めて紙筒にします。これをそっとテグスの輪の中に通して、このまま戸棚などにしまっておきます。

完全に乾燥するには1ヶ月ぐらいみておいた方がいいでしょう。
(スプールに巻き取る場合は完全に乾燥してからにする)


※ 茶葉を入れると色もくすむし硬い感じがするのですが、かといって全然入れないとどうも耐水性が良くないみたいです。少量でも良いので必ず入れてください。
※※ アニーリングといって、表面の硬い層が柔らかくなり、つっぱった感じがなくなります。

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