七月大歌舞伎 昼の部

大阪松竹座

鈴ヶ森
雷船頭
ぢいさんばあさん

今回の私的目玉はニザさまと時蔵さん。
このおふたりのコンビと言えば大人の匂いがぷんとして粋でしゅっとしてて。
時蔵さんの踊りはノーブルなのにコミカルな香りも似合って楽しくて。

ぢいさんばあさんのこの組み合わせは初めてだけど、もーニザさまと時蔵さんの
イチャイチャが若いときもお年を召したときも破壊力はんぱなくてなんなのあれ？！
短気は損気、伊織の短慮から長い長い会えない日々が始まるんだけどふたりの想いは
変わることなくとある春の日に再会を果す。
鼻が出るほど泣いてひとを想うって良いなぁと気持ちの淀みも流れて消えた。
時蔵さんと錦之助さんと隼人くん…リアルで姉弟親子を演じてそれがまた
なんだか嬉しくて。
観る度に感動する視点が変わりそうな演目だな、これは。