上田力 「クロス・トーク」

作・編曲家、ピアニスト:上田力とスタッフが徒然なるまま語ります。

西の洞のライブを終えて…

2008-10-05 | diary

9月28日の『Jobim My Love~46~』は、ボクだけが12年ぶりで、吉田クンほかのメンバー全員は「西の洞」初出演だった。でも ゛こりゃ感じの良いところだナ゛という声が多く、それぞれに気分は上々だったようで、それが先ずホッとしたことの一つ。

もう一つは、友情参加の小山洋子が、ピアノとキーボードで「イパネマの娘」「ワン・ノート・サンバ」の2曲を、とてもタイトなグルーヴで、いつもとは味わいの違う雰囲気を漂わせてくれたこと…。

そしてもう一つ、全体を通して演奏の安定感に絶大な役割を果たしてくれたのが、高橋正俊クンのPA調整だった!!高橋クンに対しては、メンバーのほとんどが、「B♭」でのライブで ゛お馴染み ゛であり、高橋クンの方もツーカーのコミュニケーションのとれる ゛間柄 ゛だったこともあって、サウンド・チェックの段階で、すでにメンバーからの注文もほとんど出ないという、今まで他のライブでは体験したことのない ゛超現象 ゛が出現した。

もちろん本番では、厄介なファゴットの集音なども含めて何の不具合もなく、全員が当たり前のように自然な演奏で終始できた…これは、店の状況で器材搬入が遅れたり、予想外にステージが窮屈だったのに、テキパキとした高橋クンのPA手腕と、なによりも、メンバー全員との信頼感の強さとによるところが大きかったからでは…まさに感謝!そしてブラボー!!