観ていてつらくなる番組でした。
プロフェッショナルだけでなく、オフシーズンにはイチローの特番がよくあるけど、今までのイチローは自信たっぷりで良く笑いシニカルなジョークも連発していた。
けど今回は全く違うイチロー。
50才まで現役、と豪語していたイチローだけど、そろそろ色んなものが見えてきたんだろうね。
胸に突き刺さったのは「これからイチローはどこに向かうのか?」という質問に対する答え。
「こういう表現をして的確かどうか分からないんですけれども」と前置きして
「野球選手としての死が着実に近づいていく時間になっていく」
「それをどれぐらい元気な状態でいられるか、というものと闘っていくことになると思うんですけど」
「笑ってそれを迎えたいな、というか。そういう時間にしたいなというふうに思いますね」
そして静かに微笑みながら
「笑って死にたいかな、と」
隣にオットがいなかったら泣いてたわ、ワタシ。
もちろん「笑って死にたい」とは「笑ってユニフォームを脱ぎたい」という意味なんだけど、ホントにイチローがいなくなっちゃうような気がした。
清原だって城島だって金本だって涙涙の引退だった。チャンピオンリングをふたつも手に入れた田口くんでさえポロポロ涙をこぼしていた。
笑って引退なんてありうるんだろうか?でもイチローならやり遂げるかも。
いや、たとえ惨めな辞め方でも最後まで見届けますよ。でも、その日がまだまだ先ですように。
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