
翌23日
A不動産屋のK氏から受けた電話の内容だ
ワタシからは
実家が売却物件として
取り扱いがある確認ができたので
その件に関してはもう納得済みだと伝えた
本当に納得しているわけではないが
もうそんなことは
どうでもよいのだ
K氏が
「お亡くなりになられたご主人さまとのご関係は?」
と聞いてきたので
「娘です」と答えた
すると
「わたくしの方にご連絡をくださる....弟様ですか....」
「いえ、それは兄ですが....」
「あ、あはーそうですよね〜」
ときた
何か変だと思い
こう切り出してみた
「あの、お聞きしたいんですが、ワタシはKさんとお会いしてますか?」
K氏は
「えっ....と、最初に連絡をいただいて〜
ご実家へお伺いしたときに....おられ、ま、し、た?」
続けて
「女性の方で......違い、ます?」
ええっ?ええええーーーーっ?
なんでええええーーー?
ザワつく気持ちは
一旦収め
ここは冷静におらねばと
「その方は、他界した父の後妻さんです」
こう答えた
K氏はそれを聞いて
少し思い返した風に
「あー...そう言えば、言葉が少し.....ですよね.....ですよね」
なんてことだろうか
いつの間にかワタシが不動産を紹介したとか
K氏が知人だろうとか
兄が誤解をして揉めかけた原因は
ここにあったのだ
女性は父と年の差はあれど
ワタシは女性よりうんと若いんだけど
何も疑問を持たなかったのだろうか
ただ
兄はワタシより8学年上なのだから
女性の年の離れた弟と勘違いされても
おかしくない
いやでも
話していて女性が日本人でないことくらい
わかるだろうに
K氏は当時の記憶があいまいだという
ただ強烈に覚えているというのは
初対面のK氏に
女性がワタシ達家族への文句や
愚痴を、辿々しい日本語で話し
売却うんぬんの話より
怒りさながら不満をぶちまけてくるので
困ったと思ったそうだ
「なんか、問題がある家だなと思いまして〜
もし買い手が現れたときに、また揉められると.....こちらとしてもどうかと.....」
広告にも
ホームページにも掲載されないわけだし
査定書類も見つからないわけだ
いやでも
それならそれで
何故兄とダラダラと
やりとりを続けていたのだろうか.....
女性をワタシだと思って
兄と話していたのだから
勘違いされても仕方ないが
いや仕方ない
なんて済まされない
いらぬ我慢に
悔しい思いをしたではないか
これがワタシの本音だ
つづく
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