歩道を走る自転車のこども

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3 Comments

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Unknown (ワンコ)
2006-08-25 13:36:33
「老人」のお題でかなり足踏みをしました。

このお題・・・マイナスイメージで詠みたくなかった。

ほんわかほのぼの生きている感を出したかったなぁ。



おとくにすぎなさんの

 庭園をあるくふたりの老人はかわりばんこに梅の名を呼ぶ

こんな淡々と生きている感じが欲しかった。

(うっすらと愛を感じさせるものがある、「かわりばんこに」ってところに)

ワンコ作は全然その域までは達せなかったのですが、

足踏みばかりもしていられないので、これで次に進みます。



実はワンコ、一度も坂の町に住んだことないのです。

べたべたの平野で生まれ育って、今も平地にすんでいるのですが、

この歌は尾道とかのイメージ。

外から見てると風情があって、絵になる映画になる町。

住んでいる人はどう感じているの?

何をするにも移動が大変なのでしょうね。



おばあちゃんがお嫁に来た頃は今のように車が通れる道がなくて、

花嫁衣裳で坂や石段を登ってこの家にお嫁に来たんだよ。

花嫁荷物も親戚の人が背負ってね・・・



なんて、おばあちゃんが孫娘に昔の話をしているの。

遠くを見る目をしてね。

孫娘はまだ結婚なんて考えたことも無いから、ただの昔話って感じで

ふ~ん、なんて聞いているんだけど・・・



ワンコのおばあちゃん、坂じゃなくて大きな川を渡ってお嫁に来たんだ。

昔、舟で渡ったのか、橋を渡ったのか、乗り物は何だったのか

そんな話ちっとも聞かないうちに死んじゃった。

聞いておけばよかったな。

ワンコはおじいちゃんに連れられて色んなところに出かけたけれど

おばあちゃんはその時ずっとおうちに居たんだ。

いつもいつも。

おばあちゃんの出かけて行く先は田畑か近くの商店。

突然訪問しても鍵が開いていて、少し待つとお野菜とか持って帰ってきたよね。



坂が無くてもおばあちゃんってお出かけしないもんだったのね。

お舅さんもお姑さんも無くなって自由に出かけて行っても良くなっても

降りていくのも登ってくるのも大変な坂の町じゃ

やっぱりここに居るしかないか・・・って感じかな。

坂は無いけど、私もそんなおばあちゃんになるのかなぁ。



おばあちゃんの話、もっとたくさん聞いておけばよかったな。

おじいちゃんの戦争に行った時のこととかは聞いていたけれど

おばあちゃんの話は女の話、聞いておけばよかったな。
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しみじみ~ (すぎな)
2006-08-25 20:41:04
「老人」ってちょっと客観的な響きがあって、身内を詠むには使いにくいなあと思ったのですが、なるほど~こういう手があったか!

しみじみほのぼののばあちゃんのお歌になりましたね♪

ワンコさんのおばあちゃんのお話もしみる~でも、どうせなら山越え坂越えはばたくばあちゃんになりましょうぞ

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うれしいです (ワンコ)
2006-09-11 11:33:22
しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳

2006-09-09 題詠百首選歌集・その47



に選んでいただきました。



こんなつぶやいたみたいな、でも自分ではちょっと入れ込んで補足を書き込んでしまった歌を選んでいただけて、正直うれしいです。

ありがとうございます。
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