071:老人(ワンコ山田) 2006-08-24 11:11:45 | 題詠100首2006 ばあちゃんは歩いてお嫁に来たそうな老人泣かせの坂の町です « 70首ポイント~ | TOP | 072:箱(ワンコ山田) »
3 Comments コメント日が 古い順 | 新しい順 Unknown (ワンコ) 2006-08-25 13:36:33 「老人」のお題でかなり足踏みをしました。このお題・・・マイナスイメージで詠みたくなかった。ほんわかほのぼの生きている感を出したかったなぁ。おとくにすぎなさんの 庭園をあるくふたりの老人はかわりばんこに梅の名を呼ぶこんな淡々と生きている感じが欲しかった。(うっすらと愛を感じさせるものがある、「かわりばんこに」ってところに)ワンコ作は全然その域までは達せなかったのですが、足踏みばかりもしていられないので、これで次に進みます。実はワンコ、一度も坂の町に住んだことないのです。べたべたの平野で生まれ育って、今も平地にすんでいるのですが、この歌は尾道とかのイメージ。外から見てると風情があって、絵になる映画になる町。住んでいる人はどう感じているの?何をするにも移動が大変なのでしょうね。おばあちゃんがお嫁に来た頃は今のように車が通れる道がなくて、花嫁衣裳で坂や石段を登ってこの家にお嫁に来たんだよ。花嫁荷物も親戚の人が背負ってね・・・なんて、おばあちゃんが孫娘に昔の話をしているの。遠くを見る目をしてね。孫娘はまだ結婚なんて考えたことも無いから、ただの昔話って感じでふ~ん、なんて聞いているんだけど・・・ワンコのおばあちゃん、坂じゃなくて大きな川を渡ってお嫁に来たんだ。昔、舟で渡ったのか、橋を渡ったのか、乗り物は何だったのかそんな話ちっとも聞かないうちに死んじゃった。聞いておけばよかったな。ワンコはおじいちゃんに連れられて色んなところに出かけたけれどおばあちゃんはその時ずっとおうちに居たんだ。いつもいつも。おばあちゃんの出かけて行く先は田畑か近くの商店。突然訪問しても鍵が開いていて、少し待つとお野菜とか持って帰ってきたよね。坂が無くてもおばあちゃんってお出かけしないもんだったのね。お舅さんもお姑さんも無くなって自由に出かけて行っても良くなっても降りていくのも登ってくるのも大変な坂の町じゃやっぱりここに居るしかないか・・・って感じかな。坂は無いけど、私もそんなおばあちゃんになるのかなぁ。おばあちゃんの話、もっとたくさん聞いておけばよかったな。おじいちゃんの戦争に行った時のこととかは聞いていたけれどおばあちゃんの話は女の話、聞いておけばよかったな。 返信する しみじみ~ (すぎな) 2006-08-25 20:41:04 「老人」ってちょっと客観的な響きがあって、身内を詠むには使いにくいなあと思ったのですが、なるほど~こういう手があったか!しみじみほのぼののばあちゃんのお歌になりましたね♪ワンコさんのおばあちゃんのお話もしみる~でも、どうせなら山越え坂越えはばたくばあちゃんになりましょうぞ 返信する うれしいです (ワンコ) 2006-09-11 11:33:22 しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳2006-09-09 題詠百首選歌集・その47に選んでいただきました。こんなつぶやいたみたいな、でも自分ではちょっと入れ込んで補足を書き込んでしまった歌を選んでいただけて、正直うれしいです。ありがとうございます。 返信する 規約違反等の連絡 post a comment goo blogにログインしてコメントを投稿すると、コメントに対する返信があった場合に通知が届きます。 ※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます 名前 タイトル URL ※名前とURLを記憶する コメント ※絵文字はJavaScriptが有効な環境でのみご利用いただけます。 ▼ 絵文字を表示 携帯絵文字 リスト1 リスト2 リスト3 リスト4 リスト5 ユーザー作品 ▲ 閉じる コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。 コメント利用規約に同意する 数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。 コメントを投稿する
このお題・・・マイナスイメージで詠みたくなかった。
ほんわかほのぼの生きている感を出したかったなぁ。
おとくにすぎなさんの
庭園をあるくふたりの老人はかわりばんこに梅の名を呼ぶ
こんな淡々と生きている感じが欲しかった。
(うっすらと愛を感じさせるものがある、「かわりばんこに」ってところに)
ワンコ作は全然その域までは達せなかったのですが、
足踏みばかりもしていられないので、これで次に進みます。
実はワンコ、一度も坂の町に住んだことないのです。
べたべたの平野で生まれ育って、今も平地にすんでいるのですが、
この歌は尾道とかのイメージ。
外から見てると風情があって、絵になる映画になる町。
住んでいる人はどう感じているの?
何をするにも移動が大変なのでしょうね。
おばあちゃんがお嫁に来た頃は今のように車が通れる道がなくて、
花嫁衣裳で坂や石段を登ってこの家にお嫁に来たんだよ。
花嫁荷物も親戚の人が背負ってね・・・
なんて、おばあちゃんが孫娘に昔の話をしているの。
遠くを見る目をしてね。
孫娘はまだ結婚なんて考えたことも無いから、ただの昔話って感じで
ふ~ん、なんて聞いているんだけど・・・
ワンコのおばあちゃん、坂じゃなくて大きな川を渡ってお嫁に来たんだ。
昔、舟で渡ったのか、橋を渡ったのか、乗り物は何だったのか
そんな話ちっとも聞かないうちに死んじゃった。
聞いておけばよかったな。
ワンコはおじいちゃんに連れられて色んなところに出かけたけれど
おばあちゃんはその時ずっとおうちに居たんだ。
いつもいつも。
おばあちゃんの出かけて行く先は田畑か近くの商店。
突然訪問しても鍵が開いていて、少し待つとお野菜とか持って帰ってきたよね。
坂が無くてもおばあちゃんってお出かけしないもんだったのね。
お舅さんもお姑さんも無くなって自由に出かけて行っても良くなっても
降りていくのも登ってくるのも大変な坂の町じゃ
やっぱりここに居るしかないか・・・って感じかな。
坂は無いけど、私もそんなおばあちゃんになるのかなぁ。
おばあちゃんの話、もっとたくさん聞いておけばよかったな。
おじいちゃんの戦争に行った時のこととかは聞いていたけれど
おばあちゃんの話は女の話、聞いておけばよかったな。
しみじみほのぼののばあちゃんのお歌になりましたね♪
ワンコさんのおばあちゃんのお話もしみる~でも、どうせなら山越え坂越えはばたくばあちゃんになりましょうぞ
2006-09-09 題詠百首選歌集・その47
に選んでいただきました。
こんなつぶやいたみたいな、でも自分ではちょっと入れ込んで補足を書き込んでしまった歌を選んでいただけて、正直うれしいです。
ありがとうございます。