こつこつと

今年は例年にない程、せみが鳴いています

庭を歩くと、さっと驚いたようにセミ達が飛び交ったり
クモの巣にかかっているセミ
７日間（１～２週間や１ヶ月とも）の人生を終えたセミなど

これは、庭の木にダブルで止まっていたセミですが

数日前に梅雨明け前の曇り空の日に子供達と庭を掃いて
草取りをしたときにたくさんのセミの抜け殻と地面に穴を見つけました

息子達が小学生だったときはセミの抜け殻を集めて
お菓子の箱いっぱいにして学校へもっていったら
若い男の先生が気持ち悪がってみてくれませんでした

「あのせんせい、セミの抜け殻を気持ち悪がっていたよね」
なんて、懐かしい話をしたのでしが

考えてみるとこのセミたち
７年前（勝手に言ってますが３年から長いのは１７年ほどと）から我が家の庭の土の下にいたわけで

７年前って言うと
何していたっけ？

まだ子育てで忙しい毎日だったし

自分の時間なんてなかったし

スピリチュアルを学んで自分探しをしたいなんても思ってなかった

まして、自分を磨こうとも


今朝のご飯のときに娘に
「私何かこつこつしてる？」
って聞いたら

「コツコツってさあ・・・観えないんだよね・・その時は」
ですって。

セミの７年もそういっちゃ、見えないし

でも、７年前の私に比べると
年もとったけれど、
『以前の自分よりは好きだなあ』って思いました

劇的な変化や、誰からもはっきりと見て取れる成功ばかりが
コツコツの結果かと思ってしまっていたようです

確実に年を重ね
確実に子供達は成長し
確実に以前よりは自分を愛せていることが
何よりの結果（中間地点の）なのにね

ミンミンと言う声は暑苦しいようにも聞こえますが

早朝から精一杯に鳴いている声は

『頑張っているなあ』という思いに変わりました

そういえば
８年前に義母が亡くなったとき
夜中なのに
カナカナ、カナカナと一斉にヒグラシの大合唱でした

東京から来ていた義弟達は、あまりのうるささに眠れないって


庭の裏手で夜中に鳴く蜩に霊的なものを感じさせられましたが
その時はスピリチュアルなんて興味もない頃で



この黒いトンボ（名前は知りませんが）

飛んでいるのでしょうが、
空気の流れに任せて飛んでいるようで
その姿だけでなく魅かれるところがあります

なんとも神秘的で
飛ぶとき意外はあんまり羽を広げないのですが

カメラを向けたら
『どうぞ』ってポーズをとったみたいです

今日はちょっと気を抜いて休んでみようかな

そう、カウアイからみんなが帰ってくる日だし

疲れているだろうなあ