あんこうと一緒に那珂湊であんきもも買ってきました。毎年1回は蒸しあんきもを作ってあんきもぽん酢を楽しみます。
安いあんきもを買ってくるので、きちんと下ごしらえをしています。下ごしらえをするとくさみもなく、凝縮した味でお魚のフォアグラという感じになります。
大きいあんきものほうが脂がのっていておいしいそうです。ぽん酢の酸味とよくあって、作った甲斐のあるおつまみです。
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[材料]
あんこうの肝 塩 酒
[作り方]
1.あんこうの肝は太い血管のすじをていねいにとる。血があると生臭さのもとなのでなるべくとるようにするが、後で成型して蒸すのでくずれてもよい。表面のうす皮もとれるものはとり、水でよく洗う。水分をペーパータオルでふきとる。
2.塩を強めに(塩焼きの倍くらい)ふり、1時間くらい冷蔵庫に入れておく。取り出したら水でさっと洗い、水気をふきとる。このとき残ったうす皮がむけるようなら取り除く。酒をふりかけてさらに1時間くらいおく。
3.余分な酒をふきとったらラップにのせる。太さ3~4cmの棒状になるように巻く。端はねじって輪ゴムなどで止める。このとき空気がなるべく入らないようにする。その上からアルミホイルでぴっちりまく。巻きすで太さが均一になるよう形をととのえる。
4.蒸し器に入れて30~50分くらい(大きさによって変えて)蒸す。はじめは形がだらんとなりやすいが、蒸しあがってくるとハリがでてくる。蒸しあがったら粗熱をとり、冷蔵庫で保存する。5mm程度にスライスし、ぽん酢をかけ、好みでもみじおろしとねぎをのせる。
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あんこうの肝は250gくらいのものを使いました。これだと4cmくらいの太さで15~20cmになります。蒸し器に入らなかったので太めにしてぎりぎりはいるようにしたので蒸し時間は50分くらいかけました。3cmくらいの太さで10cmくらいなら20~30分でできると思います。
ポイントはくさみをとるところです。血管が太く走っているので、それを包丁ではずしていきます。ちゃんととれない場合は血管を開いて血を抜くようにします。新鮮だとあまりくずれませんが、ものによってはくずれやすく、クリーム状になってしまうこともあります。その場合は血管をとってペースト部分を型に入れたりラップでくるんだりして蒸すとよいです。
血をとり、塩をして酒をふって余分な水分とくさみをとってから蒸すと、ねっちりとして濃厚でくさみのないものに仕上がります。蒸してから一晩おいたほうが味がおちつくように思います。食べる分だけスライスし、残った分はきっちりラップでまいて保存し、3日くらいで食べきったほうがいいと思います。
ぽん酢は自家製ぽん酢をかけました。きりっと酸味のあるものがあうようです。ねぎは苦手なので使いませんでしたが万能ねぎを散らすとよいと思います。もみじおろしは唐辛子のたねをとり、水につけてやわらかくして大根にさしてからおろしました。かんずりという和の唐辛子ペーストを使うと簡単にもみじおろしが作れるとお料理教室の先生から聞きました。中華や韓国の唐辛子ペーストを使うと風味が複雑であまりあわないようです。チューブやびん入りのもみじおろしも売られているので手軽に使うならそれでもいいと思うのですが、たくさん添加物が入っていたのでやめました。かんずりが手元になかったので使わなかったのですが、へんな添加物が入っていないので和の唐辛子ペーストとして便利かもしれませんね。
鍋に入れるあんきもよりも蒸したもののほうがおいしいように思います。冷たいほうがくさみを感じにくいからでしょうか。ぽん酢で酸味が加わるのもいいのでしょうか。鍋のあんきもがあまり得意でない人でも食べられるような気がします。
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