朝ドラ・エールで音さんのお母さんが空襲で焼けた家跡で讃美歌を歌ってらっしゃいましたね。私はちょっと涙が出そうになりました。
あの讃美歌はイースターによく歌われる讃美歌なんですよ。
讃美歌496番「うるわしの白百合」という曲です。
こんな歌詞ですよ。
1. うるわしの白百合 ささやきぬ昔を
イエス、神の墓よりいでましし昔を
[おり返し]
うるわしの白百合 ささやきぬ昔を
百合の花、ゆりの花、ささやきぬ昔を
2. 春に会う花百合 夢路よりめさめて
かぎりなき生命に 咲き出ずる姿よ
3. 冬枯れのさまより 百合しろき花野に
愛し子を御神は 覚ましたもう今もなお
この曲はアメリカ人女性Alice Jean Cleatorの作詞で教会学校用に作られたイースターの讃美歌でした。イースターは十字架で死なれたイエスが復活したことをお祝いするキリスト教の行事です。(詳しく知りたい方はブログ内のイースターって何?をお読みください。)白百合は復活の象徴なのです。
そう考えると戦争で全で失った音さんのお母さんは、この歌詞にある様にまたかぎりなき生命に溢れるように何もない冬枯れのような状態から再起しようとこの讃美歌を歌って自分を励ましていたのかもしれませんね。