今朝もいい天気でしたね。
ベランダにプランターを置いて、家庭菜園を開始したことは「家庭菜園始めました(2019.3.30)」でお話ましたが(その後、苗を追加したり)、
なにぶん園芸素人ですから、
試行錯誤、成功失敗(失敗される野菜には迷惑な話)を繰り返して、というところですが、ひとつ身を以てわかったことがありました。
苗を選ぶ時、一、二年草、多年草を分けるとか、一応かじりましたが、
今朝、プランターを見て、苗が必要とする水の多寡も重要であることがわかりました。
追加のプランターで、唐辛子達は元気ですが、ちょっと土が乾燥したら、ベビーリーフはしなしな〜っと(慌てて、水やりをしました)
ハーブ達は、葉物でも水はあまり与えないとあったのですが、ベビールーフは必要なようです。
同じプランターに、水がそんなに要らない苗と、水が必要な苗を混在させてはいけませんでした。
まあ、植え替えるのもリスキーなので、このまま頑張ってもらって、ベビーリーフを収穫したら、他とバランスの取られる苗を選ぶことにしましょう。
さて、家庭菜園について勉強になったところですが、
ここ暫く、梅、桜の季節ゆえ、散歩(あと、遠足)カテゴリーが多く、社会人としての知識習得が、おざなりになっていました。
しかし、勉強はちまちま続けていましたので、ここから数日、お勉強の成果を発表します。
これまで、固定資産税、相続税、相続時の所得税と、“いい大人”が知っておくべき税の知識を深めてまいりました。
今回は「公的年金保険」の制度についてです。
サラリーマンをおよそ30年間続けてきまものの、年金保険料は、天引きされることがデフォルトで、まあ、会社に任せておけば、定年退職後の老後はOK、くらいの感覚でしたが、年齢的には、年金制度をちゃんと理解して、自分が受給年齢になったときにどうなるのかなどは、“いい大人”として知っておくべきことと、知命(50歳)に至って、ようやく思ったわけです。
この図は、いい塩梅に、サラリーマンの年金の仕組み、および自営業の場合、被扶養者(配偶者など)の関係を表しているなと思い、転用させてもらいました。
年金制度は3種類あります。
・20歳以上60歳未満の全国民共通の国民年金
・会社員が加入する厚生年金
・公務員が加入する共済年金
自営業の人は国民年金のみ。
会社員や公務員は国民年金と厚生年金の両方の制度に加入しています。
厚生年金に上乗せされる3階部分は企業年金です。
その他に自助努力で老後に備える個人年金や財形年金貯蓄等があります。
国民年金の加入対象者は、図の一番下、加入者の種類を見るとわかりやすいと思いますが、私は四年生大学をストレートで出て、企業で働き始めたので、最初の2年間は親が国民年金を払ってもらう第1号被保険者となり、就職と同時に、年金手帳を会社に提出して(現在は、個人保管に代わっていますが)、厚生年金に加入した第2号被保険者になりました。
扶養されている配偶者は、第3号被保険者ですが、うちは共働きであるので、日本の年金基金には、ずいぶん貢献してきたはずです。(第3号被保険者は、個別に保険料を払う必要がなく、第2号被保険者の保険料でカバーされるので)
さて、自分が当てはまる厚生年金にフォーカスしますと、
1階部分は、国民年金(厚生年金の基礎部分とも呼ぶようですが)で、20から60まで40年間払えば満額がいただけるとこのこと。
2階部分は、厚生年金(厚生年金の報酬比例分とも呼ぶようですが)で、サラリーマンそれぞれ給与が異なるので、その金額に応じて毎月支払っている額、それと支払い(加入)期間に応じて、上乗せされる部分です。
年金保険料の額は、日本年金機構のページで厚生年金保険料額表をみると一応わかります。
そのまま見て、理解があっているとすれば、18.3%で、会社と折半ですから、9.15%が天引きされている金額のはずです。
しかし、まあ、改めて、この料率を見ると、「高っかいなぁ」と思わずにいられません。
これに加えて、所得税、市町村民税、任意の医療保険料などを、ごっそり引かれると、手取りが額面の半分くらいになる印象を受ける訳です。
標準報酬月額の通知票を渡された時、諸々控除前、自分の年収を見て、実際の手取りの金額感とのギャップって大きいですよね。
まあ、色々仕方ないところです。
他方、じゃあ、いくらもらえるのかは、自分で計算するのはほぼ不可能と思わるので、挑戦もしませんが
ねんきん定期便というものが届きますので、いくらもらえるかはこれでわかります。
受け取る年金には種類は、次の図のようになっており、
一般に年金としてイメージしている「老齢年金」は、年金制度に10年以上加入すると受け取ることができます。
受給開始年齢は、現在のところ65歳ですね。
60歳まで払って、5年間をおいて、65歳からもらえると。
早めることも遅らせることもでき、受給額に影響します。
あと、あまり意識したことはなかったのですが、「遺族年金」。
あって当然と言えば当然ですが、年金額は、遺族基礎年金は、老齢基礎年金の満額で、遺族厚生年金は、本人が受け取るはずであった老齢厚生年金の4分の3を、一生貰い続けられるものです。
受給の条件はいろいろあるものの(詳述は避けますが)、私が死んだら、奥さんがもらえるのか?(あるいは、逆)と思いしらべてみたところ、
年金の二重取りはないそうで、自分の年金と、遺族年金のどちらか高い方になるとのことでした。(まあ、生きているうちはそれぞれ貰えるし、先に死なねば、遺産で受け取ることになるので、先には死ねないな。でも、先に調べた遺産相続の手続きとか色々面倒だから、先に死んだ方がいいな、私の場合)
あと、3階部分の確定拠出年金(DC年金)ですが、
厚生労働省のページがわかりやすくできています。
私の会社も企業型でやっています。導入されるとき、赴任先のハノイに、大量の説明書類とDVDが送られてきて、(DVDが)税関で止められ、受け取るにもベトナムの税関職員はDC年金なんて知らないし、通信情報省から輸入許可をとるまで大変な思いをしました。
簡単に仕組みを語ると、会社が積み立てる退職手当累積額の一部を個人の負担として、それに会社負担分を足した掛金(合計で27,500円(月額)が上限)を、DC年金専用口座に拠出し、自分で選んだ金融商品の運用を銀行証券会社に委託して、増やす(または、減らす)もので、掛金、運用収益が非課税と言うメリットもあります。
受給は、60歳以降の退職後からで、加入期間に応じて開始期間が異なります(10年以上で、60歳から)
平成26年4月から開始の制度であることを考えると、すぐに受給できるのは、平成36年で60歳以上で退職した場合ですね。
国民年金、厚生年金同様に、老齢給付金の他、障害給付金、遺族給付金があります。
ただ、国の制度とは異なり、DC年金では、受給開始時に、5年、10年、15年、20年、終身の中から受け取り期間を選択します。(終身を選択した時は、金融商品としては、保険会社の「支払保証付き終身年金保険」を選択することになります。)
障害給付金も、年金か一時金。遺族給付金は一時金です。
運用状況はWEBで確認できます。
加入者口座番号、インターネットパスワードは加入時に、ハガキで受け取った記憶がありますが、どこにあるかな。。。
それ以外に、務める企業に規約型の企業年金制度があり、それがDC年金に移行した場合、移行以前の分は規約型から、移行後はDC年金から、受給されることになり、3階部分は、2部屋あるような感じです。
最後に、ちょっとまとめてみると
・自営業の方は、国民年金の一階建て(ただし、国民年金基金、個人型確定拠出年金(iDeCo)で、二階建て、三階建てにできます)
・サラリーマンの方は、基礎年金+厚生年金の二階建て
・企業年金がある場合は、基礎年金+厚生年金+確定拠出型年金/規約型企業年金の三階建て
その他、銀行、保険会社などが提供する年金型の積み立て、保険などがあれば、更に四階建て以上に、年金生活はより豊かになります。
ただし、長い期間、その原資(掛金)を払い続けなければならないので、そこまでの負担は、家族含めての人生設計上の必要性をよく考慮して、となるものの、公的年金は、積み立てではなく、現在の労働者が、現在の年金生活者を支える仕組みであるので、年金保険料を払い続けたのに、受給期間が遅くなっていくとか、年金自体がもらえなくなるとかは、ありえないことではないので、公的年金だけにたよらず、金融商品も含めた年金ポートフォリオ、自身の蓄えも重要ですね。
ではでは。
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