池上優游涵泳

「料理と散歩と仕事で海外」「ベトナム生活あらかると」改め、「池上優游涵泳」として日々を綴っています。

東京国立近代美術館(MOMATコレクション、杉浦非水展)

2019-03-12 19:14:48 | 見学・観賞

通勤時、皇居を3/4周ほどしてオフィスに向かうことは、何度か触れていますが、

 

代官町通りを歩くと(時計回りに)、右手は皇居の土手、石垣、門、お堀ですが、左手の北の丸公園側には、気になる建物が並んでいます。

 

東京国立近代美術館工芸館

国立公文書館

東京国立近代美術館

 

順番は、歩いている時に見る順番なので、美術館は本館より、工芸館を先に書き、その間に公文書館があるので、このような順番になっています。

 

ただし、写真は、東京駅の方向から鑑賞に来た時に撮影したものなので、向かって右側からの写真になります。公文書館はゲートが左端なので、左からです。(まあ、どうでもいいことですが、念のため)

 

さて、毎朝通り過ぎてはいますが、行ったことがなかったので、一度、言ってみることにしました。

 

では、東京駅から近い順に、東京国立美術館から。

 

 

1. 東京国立近代美術館

 

まあ、施設の情報はHPで確認していただくとして、

 

私が行った時は、

 

・MOMATコレクション(所蔵作品展)

・イメージコレクター・杉浦非水展(企画展)

 

をやっていました。

 

この本館+工芸館で、900円です。

 

気づくのが遅かったのですが、美術館・博物館好きの方には、「東京・ミュージアムぐるっとパス」と言うものがあり

 

最初に使用してから2ヶ月間、無料だったり、割引で入場できるものでした。

 

しかし、タイミングが悪く、「2018年度版」は、利用期間が2ヶ月間であるからなのか、1/31までしか購入できず、現在、3月初旬、残り数週間でいいから!と言っても買うことはできず、また来年度ね、と言うことらしいです。

 

4月になったら、是非、購入して、本ブログのタイトルかつテーマである”優游涵泳”生活に役立てたいと思います。

 

さて、

 

まずは、”MOMATコレクション(所蔵作品展)”ですが、

 

この”MOMAT”って何だろう?収集家か(収集家が寄贈した)財団の名前か?と、鑑賞中は、思いつきもしなかったのですが、、、

 

The National Museum of Modern Art, Tokyo

 

の略だったんですね(言われてみれば、URLもhttp://www.momat.go.jp/だし)

 

だから”所蔵作品展”と言うことか。行って数日経って、これを書いている時気づきました(遅っ、鈍っ)

 

それで、5/26までは、こんな感じで展示されていると。

 

写真OKだったので、気になるところをいくつか撮ってきましたが、

 

絵を描くのは子供の頃から好きなのものの(小中学生の時は、県の水彩画コンクルール特選、入選の常連でしたし、漫画を描いて少年ジャンプに投稿していましたし(こちらは、一度も返信を頂いたことはありませんが)

 

絵を鑑賞する目と心は、生憎、持ち合わせてはいないようで、、、

 

こう言うのは、どうも。。。

 

決してケチをつけている訳ではなく、私のような美術鑑賞初心者(これから優游涵泳していくので)には、難易度が高いかな、と。

 

まだ、和風な水彩画、水墨画の方が、入って行きやすいかもしれません。

 

油絵も、テーマがわかる、写実的なものであれば(太平洋戦争がテーマのコーナー)

 

これはセザンヌの”大きな花束”ですが、名前を知っているのが大きいですが、このような立体感、空間描写は、感じ入るところがあります。

 

次は”変貌する東京”と題されたリトグラフ ですが、個人的には、このようなノスタルジックなのが好きかもしれません。

 

 

幻想絵画とか、前衛画家とか、シュールレアリズムとか、なかなか実感できないところですが、解説を読むと、1930年代、まじかに迫った戦争の不安、郷愁を表現して、と言われてみると、そのような感傷もなくないところです(作者が出征して、行方知れず、などと書かれてあったりすると特に)

さて、MOMATコレクションはここまでとし、

 

次は、”イメージコレクター・杉浦非水展(企画展)”です。

企画展の方は、撮影NGであったので、写真は貼付できませんが、

こちらは(”は”と言うのも失礼かも知れませんが)、シンプルに興味をそそられる展示でした。

 

お名前を存じ上げなかったのですが、パンフレットによると

 

”杉原非水(1876−1965)は、日本のグラフィックデザインの創成期を代表する図案家の一人です。当館では非水のご遺族から1997年に一括寄贈された700点以上にのぼる作品群を所蔵しています。”

 

”本展では非水の代表作である三越のためのポスターをはじめ、数多く手がけた雑誌の表紙デザインや装丁の仕事、みじかな動植物を描いたスケッチなどを展示し、19年ぶりに当館の非水コレクションを一堂にご紹介します。”

 

と、美術館の意気込みが伝わってきそうですが

 

その通り、ちょっと懐かしいようなイラストをいろいろ鑑賞することができました。

 

アール・ヌーヴォーな作風といっていいのか、

 

や雑誌の表紙が、版画のような、塗り絵のような、

 

定規で線を引いて描いたような文字(タイトル)がレトロで

 

色合いは、落ち着いたオレンジ、グレー、黄色など、

 

三越のポスターで、人が前に大きく、建物が後ろあったり、あるいは、色の濃淡で遠近が表現されていたり

 

地下鉄のポスターでは、ななめの線で遠近と言うか、奥行きを表現していたり、 字も手前大きく、奥に行くに従って小さくしたり、

 

一つ一つゆっくり鑑賞して飽きませんでしたね。

 

展示期間はまだまだあるので(5/26まで)お奨めします。

 

長くなりましたので、分割したいと思います。

 

次は、東京国立美術館工芸館を紹介します。

 

ではでは。



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