池上優游涵泳

「料理と散歩と仕事で海外」「ベトナム生活あらかると」改め、「池上優游涵泳」として日々を綴っています。

佐賀旅行(6)太宰府・福岡城

2019-04-11 23:26:00 | 遠足・旅行

さて、ようやく佐賀旅行の最終回、そして佐賀ではなく、福岡の観光地です。

しかし、今回の旅行は、まだ行ったことのない佐賀に行こうと思ったのが切欠で、5/6(6分の5)は佐賀ですので、佐賀旅行と銘打っています。

さて、吉野ヶ里遺跡を見終えて、吉野ヶ里公園駅に戻ってきて、鳥栖行きの電車を待ちます。

これまで、九州に出張できた時、何度となく乗り換えた(酒の飲み過ぎで、乗り換え損ないそうになった)鳥栖。今回も乗り換えだけです。

鳥栖で鹿児島本線に乗り換え、二日市駅に行き、そこで歩いて西鉄二日市駅に行き、西鉄で太宰府天満宮へ行きます。

時刻表は確認済みで、色々な乗り換え時間のパターンは控えてありますので、馴染みのない土地でも大丈夫と、万全を期していたはずが、不安なアナウンスが、、、

「鹿児島本線で車が橋桁に衝突した関係で、安全確認の為、運転を見合わせて・・・」

これでは、事前に確認した乗り換えのパターンが無意味に。。。

不安一杯で鳥栖に向かい、鳥栖でも、来た電車に乗っていいものか(二日市まで行くのか、快速って二日市で止まるのか、、、)焦りましたが

吉野ヶ里に二時間もいなかった場合の、一本前の電車が遅れてやってきたので、それなら二日市には行くし、止まるはずなので、一安心して乗ることができました(まだ、詳細は言えないのですが、ホント、段取りが変わってしまうと、不安感が半端なく襲いかかってくるのです)

さて、二日市駅でも、マップアプリを頼りに、商店街をギザギザ曲がりつつ、無事、西鉄二日市駅につくことができ、こちらの駅での電車の時間は、事前に調べてあったものにリンクさせることができました。

しかしまあ、鳥栖では毎度焦らされる(苦)

 

さて、太宰府駅に到着しました。太宰府らしいというか、、、個人的な意見ですが、こういうデコが安っぽくさせていませんかね。

由緒ある天満宮なんですから、厳かに格調高く行って欲しいのは、私だけ?

まあ、外国人には”それらしくて”いいんでしょうけど。駅の外観もなあ。。。

門前の装いも、、、まあ、仕方ないですね。

他方、今回の旅行で、一番観光地らしい賑わいですね。

しかしまあ、外国人だらけ。平日だから余計に、かな。

人は多いけど、朱色の橋を見て、やっと神様のいる場所っぽく感じます。

にしても騒がしい。外国語ばかり聞こえる、韓国語が多いかな。声がでかいんだよね。だから、大勢いるように感じる。

それと、和装の若者がたくさんいるけど、日本人ではないですね。ツアーや土産物屋のサービスなんでしょうね。

池の水全部抜く大作戦(テレビ東京)で水を抜いた池ですね。

駅から、随分な数の鳥居をくぐってきて

ようやく山門です。距離があるわけではなく、スムーズに歩けない観光客の数、というか今日の観光客のマナーのなさ?

本殿ですが、こうしてみると、そんなに大勢の人で混雑している風ではないんですけどね。

やはり、自然渋滞というよりは、路駐渋滞のようなものですね(苦)

立て札に参詣のガイダンスが書かれてあるものの、日本語だけで、ベトナムやインドで見慣れた光景のようにならないのか、と思ったものの、不思議と、ちゃんと四列で進む行列でした(失礼)。叶えてはもらえないとは思いますが、歳をとって頭が悪くなりましたが、歳のせいだけではないので、その歳のせいではない部分だけ何とかならないものでしょうか、とお祈りしました(これも背景はまだ説明できませんが、いずれ)

駅からの参道で、「梅ヶ枝餅」という餅?饅頭?が至る所で売られていて、箱でも買えるし、一個120円で買い食いもできるようでしたが、太宰府天満宮と梅の関係は?

と思ったところ本殿に向かって右側の梅のところに、「飛梅」御神木との案内が。

菅原道真が、太宰府に左遷されるときに、梅の木の花かけるように歌を詠んだら、梅の木が道真を追って、飛んできたから「飛梅」で、それをネタにすたお土産のお菓子でした。飼い主を追って、遠くからやってきた犬のような梅ですね。そして、飼い主の道真が死んでも、境内で待ち続けるハチ公のような。

 

天気がいいので、日陰で休んでいるのかと思いきや、人が集まっているのは、猿回し。。。

猿回しはともかく、欅が立派です。山門と比べて、いかに巨木かがわかりますね。

さて、喧騒に当てられ疲れたので、もう少しいるかと思った太宰府を30分かそこらで退却します。

めっきり人混みがダメになったわ。。。

昼時でお腹も空いたので、梅ヶ枝餅を買い食いしようかとも思いましたが、

奥さんへのお土産に良さそうなので、空港で買うことにしよう、手荷物で持ち込めるかわからないし、と思ってスルー

したのが、大きな過ちであったことを知るのは5時間後のことでした(苦)

 

太宰府駅に戻り、西鉄で、西鉄福岡(天神)へ。福岡に近くにつれ、車窓から見る景色が都会化してきます。

スケジュールの前倒し感があったので、福岡城址(舞鶴公園)へは、天神から歩いて行くことに。

明治通りを歩いていきますが、なんだか”とっぽい”おじさん、派手なおばさんが多いような。

それと、歩道が広いにしては、片側に寄るとか、すれ違い時に避けるとかしないけど、そういうもん?

 

さて、福岡城址、上之橋御門に到着。なんか桜が凄くない? 

東御門から入場します。桜が満開、超見頃。

そして、「福岡城さくらまつり」開催中。

木曜の午後にこの人出は何でしょう。私もその一人ですが。

歴史館の類は、この「福岡城むかし探訪館」だけっぽいのと、ネットで評判が良かったので、まずは情報収集。

城の模型です。さすが52万石の城ですね。ちなみに模型では天守閣がありますね。

幕府に遠慮して作らなかったとか、作ったけど十数年で壊したとか、はっきりしていないようです。

どちらにしても、外様の一二位を争う石高ですし、長政はともかく、如水は秀吉にも家康にも敬遠された経緯があるので、遠慮して然るべきですね。福島正則なんかは、広島城の無断改修で改易ですから。

官兵衛といえば、この兜。長政のでかい「銀箔押一の谷形兜」や「黒漆塗桃形大水牛脇立兜」に比べると、小ぶりですし、戦闘向きでもないように見えますが、有岡城幽閉で足を悪くしていましたし、軍師ですから、兜で存在感をアピールする必要もなかったのでしょうね。

信長に拝謁した時に拝領した「へし切」のレプリカ。

福岡城の紹介ビデオを見て、城巡りに出発です。

本丸の鬼門(東北)に配置された祈念櫓を、桜越しに撮ってみました。

本丸に入っていますが、桜並木がすごいです。

こちらは天守閣があったのかなかったのかが議論中の天守台です。

天守台に登ります。

天守台からみる公園は、桜が満開でびっしり、登ってきた人が皆、私も含め、おーっと感嘆の声を上げています。

ここへ登ってくる人も半端なく多く、隣の人が「平日これじゃあ、週末はどんなんじゃろ」と話していましたが、全く同感です。

お隣の大濠公園の方角です。

その右側(北側)に目を向けると、「福岡タワー」と「ヤフオクドーム」でしょうか。ちょっと遠いな、この後行くには。

史跡を観るはずが、桜に目を奪われ、様相が異なってしまいましたが、改めて城跡に目を向けていきます。

まずは、足元の天守台跡。柱石が並んでいます。

埋門を潜って、裏側に回ります。

回り込んで、裏御門。迷路のようです。

私見ですが、文禄・慶長の役の後に建てられた城(熊本城、松山城など)は、朝鮮で得た技術を駆使した石垣が特徴的で、関ヶ原の後に建てられた城(この福岡城、姫路城など)は、城の構造で防御力を上げている感があります。

それしにしても、決して隈なく見ようとしている訳ではないのですが、迷うがごとく歩いていると、いろいろ矢印が誘うので、いちいち見て回ることになってしまいます。

名護屋城とはまた別の感覚でスケールがでかい。佐賀城も唐津城よりは大きかったのですが、構造はシンプルでしたね。30万石と52万石の差でしょうか、あるいは、幕府の警戒度の読み方、対応の仕方の違いでしょうか。

多聞櫓です。

ここで、一旦、城址の外に出ます。多聞櫓は、外側から見ませんと。

それで気づきましたが、石垣の外側も、綺麗に整備された公園(庭園風)になっています。

石垣の上、本丸も桜に覆われていましたが、石垣の外(下)も桜が綺麗です。

そして、三の丸の石垣の上に、多聞櫓を外から見上げます。

城の規模にしては、現存する(あるいは再建された)櫓が少なくて、天守もないのはちょっと物足りないかな。大きい大手門もなかったし。

太宰府もそうでしたが、欅が立派。

石垣と桜、そして青い空が綺麗。石垣の内側と異なり、人も少ないし。こちらは憩いの場です。

明治通りの方へ歩いてくると、外堀のところに、「潮見櫓」があります。しかし、移設前に本当に潮見櫓として使用されていたものかはっきりしないらしく「(伝)潮見櫓」と記載されています。

こちらは下之橋御門。大手門というのはなくて、上之橋御門と下之橋御門が、二つの大手門のようなものなのかな。

ちょっと離れたところに、外国人観光客が集まって写真を撮っていたので、行ってみましたが

なるほど、いい構図で写真が撮れます。

福岡城は以上ですが、兜とかはどこに保管、展示されてるのだろう。

と思いつつ、時間もないので、ちょっとだけ、大濠公園で時間を潰して空港へ向かったのでした。

大濠公園は、まさにその名の通り、大きな濠というか池。こちらも平日の午後に人がたっくさん。

なお、気づかないのが不思議なくらいですが、鎧兜などは「福岡市博物館」にあったんですね。

それと、「金印」ですよね、漢の倭の奴の国王、見逃した。。。これは心残りができた。

そして、空港で梅ヶ枝餅買おうと思ったのですが、保安検査場を過ぎたら、JALとANAの小さな土産物コーナーしかなくて、買えませんでした。

帰ってきてから調べると、空港で買えたはず。保安検査に直行してしまったからな。。。

それに、国際線の感覚で、液体とか液体を含むものが持ち込めない思い込みがありましたが、他の乗客の皆さん、山ほどお土産をX線通していますね。飲みかけペットボトルもOKなんだ、、、

ただ、東京交通会館の「ザ・福岡」で買えるようなので、行く機会があれば買い求めることにしましょう。

 

さて、これで初めての佐賀旅行はお終いです。

心残りもありましたが、計画通りには楽しむことができました。

次は、どの”まだ行っていない”県(城)に行きましょうかね。

いろいろ調べて計画を立てるのもまた楽しいものです。

 

最後に、早朝の蒲田駅から京急蒲田駅へのダッシュ、疲れきって羽田に着いてからの、京急蒲田駅から蒲田駅への歩きは、早く何とかなりませんかね。

東急多摩川線が京急蒲田駅まで伸びるとういう、蒲蒲線は実現しないのかな。。。

ではでは。

 

 

 

 


現在までの変遷

「料理と散歩と仕事で海外」として、タイトルの通り、趣味の料理と散歩、そして出張する海外の情報を掲載していましたが、ハノイ赴任となり「ベトナム生活あらかると」でベトナム生活、近隣の国への旅行模様などを掲載するようになり、一時、仕事が忙しく更新が滞りましたが、2017年末に帰任し、2019年から改めて「池上優游涵泳」として、知識探求、スローライフを紹介しています。

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