池上優游涵泳

「料理と散歩と仕事で海外」「ベトナム生活あらかると」改め、「池上優游涵泳」として日々を綴っています。

OCNのIMAP移行と、私的「メール」の”仕分け”の使い方

2019-02-19 19:00:39 | Apple

こんにちは。

今日は、雨が降る降る言っていましたが、夕方、ようやく降ってきました。

今朝、うっかり傘を持たずに出てしまったのですが、出先からの直帰で、ことなきを得ました。

さて、ようやくOCNからメールサービスの移行が完了しました通知が来ましたので、

先週末は、OCNメールのPOPからIMAPへの設定変更を行いましたので、その顛末です。

iCloudのメールは元々、IMAPですし、

Gmail、Yahooメールは、すでにIMAP移行済みで、すべてのメールサービスを「メール」で確認している状態ではあります。

そして、20年間メインで使って、もっとも受信量が多いにも関わらず、POPで受信し、複数端末それぞれで、不要なメールを削除したり、仕分したり(できなかったり)したものが一括管理できるようになります。

一応、簡単に違いを整理してから、実際の設定、移行後の“私的”運用を話していきたいと思います。


1. POPとは

POPは、プロバイダーのメールサーバに届いたメールを、端末にダウンロードしてメールを見る仕組みです。

端末のディスク容量が許す限り、ダウンロード、保存できるので、パソコンなどでメール管理すること、1台の端末しかメールを使わない場合に適しています。



しかし、複数端末で同じメールを見るためには、設定でメールをサーバに残すことにしないと、最初にダウンロードした端末にしか、そのメールは存在しないことになります。

従って、複数端末を利用する場合、結局、複数端末それぞれにコピーが存在し、サーバにもメッセージが残ることになります。(ダウンロードから何日後に削除という設定もできますし、自分でダウンロードする端末の順番を決めておき、最後の端末では、ダウンロードの際に、サーバにメールを残さない設定にするという運用もできなくもないですが、かなり心もとないですよね)


2. IMAPとは

IMAPは、サーバにあるメールを端末にダウンロードせずに、サーバ上でメールを管理する仕組みです。

複数の端末から、サーバ上のメールを参照し、開封状態、仕分フォルダなども共有できるので、複数端末でメールを同期させるのに適しています。



どれかの端末で、メールを削除すれば、他の端末でも、サーバにアクセスできれば、削除が反映されます。インターネットに接続できない環境でも、最後に更新した状態は確認できます。

まあ、メモやEvernoteの端末間の同期と同じような感じですね。

ただ、自分のメールアカウントのサーバ上の容量が、限度になるので、それを超えないよう、管理する必要があります。(パソコンが数百GBの空きがあっても、メールアカウントの容量制限が5GBなら、パソコンでも5GBがMax)

あと、POPに比べると、メールアプリで、サーバに更新をアクセスする時、未ダウンロードの有無だけでなく、変更の有無を確認するのに、通信量が多くなる、時間がかかる恐れもありますね。

ただ、そのマイナス面は、インターネットのブロードバンド化やサーバの性能向上で改善され、ゆえに、IMAPが増えてきたのかもしれません。

IMAPは新しい技術ではなく、元々あったものが、周辺環境の整備にともなった運用性が向上し、広く使われ始めた、という事です。


3. OCNメールサービスの変更点

今回、OCNメールは、IMAP対応以外にいくつかの変更点がありましたが、

メールボックス容量が1GBから10GBへ拡大。これはIMAP対応に合わせてですかね。

ただ、今まで1GBだったとは、気にしていなかったのですが、意外でした。“今時?”って容量ですね。まあ、まめにスパムやプロモーション系のメールを削除してきた甲斐があったのでしょうか。

あと、カレンダー機能、タスク管理機能がなくなったようですが、

使ったことはありませんでしたが、OCNは、アプリがあった訳でもないですし、需要もなかったのでしょうか?

でも、MVMOとしては、それらのサービスとアプリがあってもいいのではないかと、他方、そういうのサービスがないから安いんだ、とも言えます。

あと、ActiveSync方式が使えなくなる。ActiveSync?まあ、調べなくてもいいでしょう。


4. OCNのIMAP設定

Yahoo、Gmailは、それぞれWebで設定すれば、そうなる、というもので、その後、iPhone、iPad、Macそれぞれのアカウント連携のところで、メールのスライドボタンをONにすればよかったのですが、

OCNは、というと、これも面倒なことはなく、”アカウントの追加”で”その他”を選び、新しくメールアカウントを追加するのは、POPの時と一緒で、POPではなく、IMAPのタブを選んで、受信サーバをimap.ocn.ne.jpにすれば、IMAPのOCNメールアカウントが追加でき、問題なく受信できました。

既存のPOPのアカウントをIMAPに変更することも考えましたが、タイミング悪く、POPで受信したばかりのメールが漏れるのではないかと思い、IMAPを新規につくって、POPを削除する手順をとることにしました。

また、過去の受信メールもIMAPで見られるようにするにはどうするか、事前に、いろいろな方の移行経験談を、Webで調べて、次のようにやってみて、うまく行きました。

  1. まず、MacでIMAPアカウントを作成し、何件かの新しいメールがダウンロードされたことを確認しました。
  2. POPアカウントでダウンロードしていたメールを、全件、IMAPアカウントの受信フォルダにアップロードしました。(仕分していたフォルダでのアップロードは出来ませんでしたので、仕分けはし直しです)
  3. MacのPOPのアカウントを停止しました。
  4. iPhoneでIMAPアカウントを作成し、Macからアップロードしたメール含めて、メールがすべて見られることを確認しました(件数比較)。
  5. iPhoneのPOPアカウントを停止しました。
  6. iPadでIMAPアカウントを作成し、iPhone同様に、メールがすべて見られることを確認しました(件数比較)。
  7. (どこからでもいいのですが)Macで、不要なメールを削除し、iPhone、iPadでも同期されることを確認しました。
  8. 最後に、POPアカウントをそれぞれ削除して完了しました。(削除までしなくてもいいのかもしれないけど、POPでダウンロードしたメールが残って、ディスク容量を無駄にするかも、と思い)

なお、Windows時代、OutlookでもThunderbirdでも泣かされたポート番号設定については、

受信の993はデフォルトで推奨設定どおりにできますが、

送信は、デフォルトでは587が設定され、OCNの設定情報では“※SSL利用不可の場合:587(非推奨)”とあるので、指定された465に変更しようとするも、”検証中”という表示まま固まるので、587のままにしています。IMAP移行とは関係なく、ですけどね。

(まあ、最近、私用でメールを送る機会が極端に少ないですね。LINE、Messenger、WhatsAppなどのメッセージアプリがほとんどで、メールは、もっぱら“企業”からの受信だけですから)


5. 仕分の方法と運用

Appleの「メール」での仕分機能は、iOSではできず、Macではできる、というものです。

POPでは、当然のことながら、Macにダウンロードされたものを、Mac上で仕分けるものなので、iPhone、iPadに反映されるはずものないのですが

さて、IMAPは、サーバ上でのメール管理ですので、Macで設定したら、iPhone、iPadに反映されるのか試してみました。

Macの「メール」での仕分の仕方は、

  1. 仕分先のフォルダを作成します。
  2. 環境設定で、上記フォルダに、メールを移動(コピー)するルールを作成します。

なので、まず、仕分先のフォルダを作るのですが、

Macに限らず、iPhone、iPadも「メール」アプリを起動した時の、メールボックスの構成は(例えば)

メールボックス
-----
全受信
iCloud
OCN
Yahoo
Gmail
★VIP
〇フラグ付き
-----
ICLOUD
------
受信
下書き
送信済み
迷惑メール
ゴミ箱
アーカイブ
-----
Gmail
-----
(省略)
-----
Yahoo
-----
(省略)
-----
OCN
-----
受信
下書き
送信済み
Chats(何故か、以下英語)
Contact
Sent
Trash
-----

のように受信メールの一覧パートと、メールアカウント毎の詳細の、二段階構成になっています。

で、新しいフォルダはどこへできるのか、というと

下の方の、メールアカウント毎のOCNの下に作られます。

フォルダはMacの中ではなく、OCNのIMAPサーバに作られることは、これでイメージできましたので、iPhone、iPadにも新しい仕分先のフォルダは出来ていることを見て、

Macで仕分ルールを作ってみると、それぞれ仕分先のフォルダにメールが移動されることが確認されましたので、一応、意図通り、共通に仕分けできることはわかりました。

ただ、問題は、上の方の、”全受信”はメールアカウントに関係なく、受信したものを一覧で見られるので、非常に重宝していたのですが(特に、iPhoneでは)、

仕分ルールに該当したメールは、この“全受信”および“OCN”から、下の方のアカウント毎のフォルダに移動されてしまいます。

上の方の、“全受信”の下の、OCN、Yahoo、Gmailの順番は簡単に変更できるのですが、

下の方の、アカウントの順番は、どうやら、作成順のようで、簡単には変更できず、上にもってきたい順番毎に、作り直さねばならないかもしれません。

OCNのIMAPアカウントは、最後につくったため、メールを受信した時、仕分対象のものは、アカウント一覧の下の方にいってしまい、気づかぬ恐れがあります。(ちょっと作り直すは、リスキーな感じがあり、試してはいません)

従って、“私的”運用方法ですが、メルマガやプロモーションのメールは、見逃したところで困ることはないので、それらは仕分ルールを作って、仕分先フォルダに移動させるものの

二段階認証、アラートなど、即時確認を要するもの、買い物、決済の通知など見落としてはまずいものは、“自動で仕分けない”、そして、一旦、確認、即応すれば、取っておく必要はなくなるので、“手動削除する”という運用にしようかと。

そして、その後、月曜、オフィスでiPhoneの「メール」を開いて、気づいたのですが、

仕分ルールはMacで受信時に機能するものなので、Macが立ち上がっていない日中、オフィスにいてiPhoneでメールを確認する時は、まだ“仕分されていない”ので、

メールボックス上方の、“全受信”(または、アカウント毎の一覧)で、新着を確認することができることがわかりました。

これなら、iPhoneの小さめの画面で見落とす恐れはなく、

夜、自宅でMacの「メール」を起動し、自動仕分けさせれば、iPhone の“全受信”も翌日に向けて、すっきりさせられます。

また、自宅で、Macの「メール」で最初に受信したものの、画面が大きいので、仕分先フォルダに新着があることに気づくことができるでしょう。

まあ、こんな感じで使ってみて、不便が生じれば、追々考えていくことにします。

ではでは。


現在までの変遷

「料理と散歩と仕事で海外」として、タイトルの通り、趣味の料理と散歩、そして出張する海外の情報を掲載していましたが、ハノイ赴任となり「ベトナム生活あらかると」でベトナム生活、近隣の国への旅行模様などを掲載するようになり、一時、仕事が忙しく更新が滞りましたが、2017年末に帰任し、2019年から改めて「池上優游涵泳」として、知識探求、スローライフを紹介しています。

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