覚書と言いつつ、果たして清書はするんだろうか。
晴れましたよわははははー♪
明日は雨ですがー。
明後日も雨の予報ですがー。
山寺は晴れるっぽいのでまあいいやー!
初日の旅行記はアホみたいに長いので、読む人は覚悟してください。
夜行バスに乗る19日、昼ごろからそわそわして落ち着かない、遠足前日の小学生状態(笑)
やることも終わってしまって、早めに家を出てしまい池袋のマックで本を読みながら眠くなる。
そういや夜行バスに備えて早起きしていたことを思い出す。
日曜朝、電王とグレンラガンが面白かったですよ。
薬の力も借りつつ、思ったより深く眠れてああスッキリ、と思ったらまだ深夜3時頃のトイレ休憩。
次の休憩では夜明け前で空が明るくなっていて、また天気がよくて、テンション急上昇、あと1時間半くらいあるのに眠れる状態じゃなくなる(笑)
だから高速バスって好きさ!
天気予報が曇りときどき雨で心配だったので、心底安心していたら雨が窓を叩く音。
うえええええ、とテンション下がって思わず居眠り、着いたら雲が切れている。
恐るべし私の旅行運!!
今日は一日降られませんでした!!
ホテルに荷物だけ預け、身支度をして羽黒山行きのバス停に向かう。
目的は杉並木と五重塔、三神合祭殿。
1本遅れてもまあいいや、飯でも食って待っていよう、と思っていたら目の前で7:02が行ってしまい、思わず走る(笑)
バスには誰も乗っていなくて、運転手さんも止まりたそうだったんだけど信号は青。
トボトボと駅前に戻り、そばを食う。
50分待ってようやく羽黒山行きのバスに乗ると、なんと乗客、私一人。
高速バスが2台も増発してたから、てっきり「うわあ観光客いっぱいなのかよちくしょうオンシーズンめ!!」とげんなりしていたのですが、私一人。
えええええ。
なんか落ち着かなくてそわそわと景色を眺める。
やっぱり初日のテンションって上下動が激しい……。
羽黒山に着いても、一人。
入り口にいた若い男の人は、社殿まで上がらずに戻ってきたし。
ちなみに早朝8時代、10時代になると人はどっと増えました。
いつものことながら、最初の最初はもったいぶってなかなか中に入らず、門の手前のお堂やら染まりかけの紅葉やらにやたらとシャッターを切る(笑)
ようやく門をくぐり、杉並木へ。
だから東北って好き。
真っ直ぐに天を突く杉の合間に、夏の雲と青い空。
もう十分。
ていうか、杉、すごっ。
こういう観光地って、大抵「杉並木」とは言っても一部だけで大したことないことが多いのに、社殿に着くまでずっと巨木が石段に沿って林立してました。
迫力。
雲がかげって、私しかいなくて、微妙に不安になりつつ石段をアップダウン。
何この急な石段(笑)
いえ、緩急あるんですが、「急」を付けすぎです。
ジム通っておいてよかった。
今朝の雨で、石段がすべる。
でもおかげで、しっとりした空気の中、雲の合間からの午前中のやわらかい光でこの杉並木を見られた。
巨木の苔むした足元、たくましい幹、見上げると南に腕を伸ばしす枝、涼をもたらしてくれる茂り。
突然現れる、真っ赤な橋。
渡ると右手に、社と滝。
須賀の滝は水量不足でイマイチでしたが、手前の橋がなんとも素敵。
さらに進んでいくと、その名も「爺杉」。
この並木一番の巨木だそうな。
誰のネーミングだろうか、と思いながら写真を撮っていると、その向こうの杉林からふと静かに現れた、五重塔。
何の違和感もなくそこに建っていて。
天を突く荒々しい東北の杉の森の合間に、しんと。
でも、圧倒的な存在感で。
表現する言葉を選べないけど、あまりにも周りに溶け込んでいて。
ふと気がついた、爺スギと同世代かもしれない。(何度か改修はされてますが)
少なくとも周囲のほとんどの巨木が苗木だった頃から、そこにいたことは確かだ。
まだ葉先から雨のしずくが落ちる、しっとりした空気の中で、静かに圧倒されました。
とっくに来てよかったなあと思っていたけど、本当にこのために来たのだ、と。
振り返り振り返り、足を止めさせられながら、その東北最古の五重塔を後に石段再出発。
すれ違う人が互いに少ないせいで、降りてくる人と笑顔で挨拶を交わしつつ、まだ黒光りする石段を登っていく。
踏んだ石がたまに、カラリと鳴る。
蝉の声が降る。
静けさが降る。
ぐるり周りの杉が目指す、天の中心を見上げる。
青い空に、夏のはっきりした輪郭の雲が流れていく。
見上げては、石段を登っていく。
途中の社の脇に踏み込んでみると、
木々の切れ間から、庄内平野と、それよりも大きな窓で空が覗く。
顔が赤くなるほど息が上がってはいないはずだったけど、落ちる汗が後から止まらず、あごから落ちる。
ああ、夏だー。
さて二の坂という石碑、その先は笑っちゃうしかない急勾配。
上には建物らしきものが見える。
二の坂茶屋。
山伏のおじちゃんおばちゃんたちの、20人くらいの集団がわいわいと餅やかき氷を食べている。
中年・初老パワーに圧倒されていると、おかみさんが声をかけて席を作ってくれた。
まあこれが。
「山頂までいっても、こんな風に開けた景色は見られないのよ」というおかみさんの言うとおり、さっきの社の脇からよりもよい眺望。
「鶴岡はどっちですか?」
「あっち側だから、見えないのよ。あっちが酒田。今日は日本海が見えるの、分かる?」
「あ、やっぱりアレ、日本海ですか!」
気さくなおかみさん。
「ようやく涼しい風が入ってきたわねえ」
名物の力餅、うまいらしいので頼んでみると、これが本当に、本当にうまい!
餅は毎日この場所でついていて、柔らかくて素朴な甘さで美味しいっ。
のびるんだ、餅ってこうやってのどにつまるのかーと実感したぐらい。
きな粉は庄内で採れたものだそうでこれも甘すぎなくて美味くて(抹茶混じってたんじゃないかなあ)、でもって餡子が!!
餡子がうまいんだちょっとしょっぱくて柔らかい味で!
小豆から自家製だってさちょっともう!!!
甘くなった口の中をさっぱりさせてくれる、きゅうりの漬物の心遣いも嬉しい……。
本当に本当に美味しかったです。
超オススメ。
さて、お腹も満たされて気分も天気もよくなって、石段のぼり再開。
オニヤンマを見かけつつご機嫌で登っていくと、芭蕉が句を読んだ「南谷」への脇道発見。
片道15分くらいなら、今、気力も体力もあるし、いっちょさくっと行って来るかと踏み出してみたら、雨のせいなのか北側なせいなのか、足元が悪くて大変。
飛び石が置いてあったものの、ちょくちょく途切れているところはぬかるんで踏み場がない。
結局虫よけスプレーにちっともひるまない羽虫に辟易し、Uターン。
屈辱。
そして当然一足しか持って来ていない靴がドロだらけで大変。
歯ミガキ終わったらブラシで落とそう……。
さてようやく、真っ赤な鳥居が登場、社殿に到着。
えええええ、なにあの足組み。
本殿改修中。
お盆シーズンのかき入れ時が終わってすぐさま!?
茅葺だから改修スパン短いだろうなってのは分かるけど!!
天気運があってもこういう運がない、私。
小樽でも、台風の後で水天宮を工事してたなあ……。
あ、函館のナントカ坂も工事中だった、そういえば。
鎌倉の大銀杏は何回狙ってっても色づいてないしなあ。あれは寿命かもしれないが。
まあへろへろしつつ、お参り&健康お守り&レッツおみくじ!
「困難に立ち向かうときは不安な状態が続くものですがあなたは大丈夫。たとえ虎の尾を踏むような危険を冒してもかならず目的を達することができるようになる」
根拠なくすごい保障をしてくれました。
おみくじに「あなたは大丈夫」と言われたのは初めてです。
「健康・病気・療養:心配するほどのことはないが、無理は禁物。病気ははじめ難しそうでも治療を続ければやがて全快する」
気休めでも安心しますね。
さて、月山八合目行きのバス停へ。
茶屋のおかみさんに「あっちはもう登山ていう感じで、天候によっては風がすごいし、その軽装じゃ難しいわよ」と言われていたので、案内所の山伏装のおじさまに伺う。
今回の旅行の装備ではヤメておこう、という結論。
くつも、カジュアル運動靴だし。
資料館を覗き、土産屋でお酒だけ買って(……)下山。
石段も乾いて、陽も真上からで、また雰囲気が違う。
巨木の迫力にふるえ、
膝がふるえ、
シャッターを押す指がふるえつつ、「真夏の東北ー!」という感じの羽黒山を下山。
五重塔も、違う表情を見せている。
照り返しでほんのり緑がかった屋根の内側、日差しに光るコケラ葺。
そこへわいわいと子供、お年寄りが続々。
堪能して下山いたしました。
来てよかった!!!
さて帰りのバスまで1時間。
土産やをひやかしていると雪の五重塔ポストカード発見!
今度冬にも来ます!!!!!
あれだけ調和した色彩を見せる五重塔が、冬のモノトーンの景色の中でどんな存在感を放つのか、それはもう見てみたい見てみたい見てみたい。
高速バス1本だし!
(庄内空港も近いんですよちゃかさん)
土産屋のおばちゃんが、「じゃあ」と言って店の名刺を渡してくれた。
「状況とか教えるから、電話してから来てね。長靴なんかは貸し出してるから、東京から履いてくる必要ないよ(笑)」
見ると、帰ってきたツアー客が店頭の傘たてみたいなところにザクザクと杖を返していく。
なんていたれりつくせりな山形!(山形の株急上昇)
「女一人旅は山形へ行け」なんて言った作家さんがいたらしく、最近旅行の調べものでもそんなこと言ってる方見かけましたが、山形の観光産業の方は親切でした確かに。
帰りのバス、小銭握り締めたまま熟睡(苦笑)
前日早起きしてた上に、高速バスで仮眠程度しかとってなかったもんな。
ホテルにチェックインし、ちょっと買出し、散歩。
のつもりが、道に迷い、ええい引き返そうと思ったら目的地、鶴が丘城跡到着。
たいがいにしろ、私の方向音痴。
本当に、地図なしで勘で歩くとえらいことになる。
地図さえあれば平気なんだけど。
夕方、空が綺麗で綺麗で超ご機嫌。
気がついたらうろこ雲がやわらかく広がっていて、地元の人の会話から「ようやく秋の風だねえ」なんて聞こえてくる。
いいな東北!
東京の夏はむしろこれからが本番だよ!
空の写真を撮りまくりながら、ホテル方向に戻る。
駅コンビニに寄ると、登校日なのか部活なのかすでに夏休みが明けているのか、高校生がいっぱい。
今朝はあったジャンプが消えている。
うわあん!
りくおうさん家で読ませてもらおう……。
ホテルでへとへと明日の準備をし、羽黒山を飲みながらこの覚書を打ってます。
うん、そろそろ地酒にだまされるのやめよう。
だいたい後口の悪い辛口が多い。
そんな感じの1日目、大満足でした。
明日は午後から雨の予報。
さてー。
晴れましたよわははははー♪
明日は雨ですがー。
明後日も雨の予報ですがー。
山寺は晴れるっぽいのでまあいいやー!
初日の旅行記はアホみたいに長いので、読む人は覚悟してください。
夜行バスに乗る19日、昼ごろからそわそわして落ち着かない、遠足前日の小学生状態(笑)
やることも終わってしまって、早めに家を出てしまい池袋のマックで本を読みながら眠くなる。
そういや夜行バスに備えて早起きしていたことを思い出す。
日曜朝、電王とグレンラガンが面白かったですよ。
薬の力も借りつつ、思ったより深く眠れてああスッキリ、と思ったらまだ深夜3時頃のトイレ休憩。
次の休憩では夜明け前で空が明るくなっていて、また天気がよくて、テンション急上昇、あと1時間半くらいあるのに眠れる状態じゃなくなる(笑)
だから高速バスって好きさ!
天気予報が曇りときどき雨で心配だったので、心底安心していたら雨が窓を叩く音。
うえええええ、とテンション下がって思わず居眠り、着いたら雲が切れている。
恐るべし私の旅行運!!
今日は一日降られませんでした!!
ホテルに荷物だけ預け、身支度をして羽黒山行きのバス停に向かう。
目的は杉並木と五重塔、三神合祭殿。
1本遅れてもまあいいや、飯でも食って待っていよう、と思っていたら目の前で7:02が行ってしまい、思わず走る(笑)
バスには誰も乗っていなくて、運転手さんも止まりたそうだったんだけど信号は青。
トボトボと駅前に戻り、そばを食う。
50分待ってようやく羽黒山行きのバスに乗ると、なんと乗客、私一人。
高速バスが2台も増発してたから、てっきり「うわあ観光客いっぱいなのかよちくしょうオンシーズンめ!!」とげんなりしていたのですが、私一人。
えええええ。
なんか落ち着かなくてそわそわと景色を眺める。
やっぱり初日のテンションって上下動が激しい……。
羽黒山に着いても、一人。
入り口にいた若い男の人は、社殿まで上がらずに戻ってきたし。
ちなみに早朝8時代、10時代になると人はどっと増えました。
いつものことながら、最初の最初はもったいぶってなかなか中に入らず、門の手前のお堂やら染まりかけの紅葉やらにやたらとシャッターを切る(笑)
ようやく門をくぐり、杉並木へ。
だから東北って好き。
真っ直ぐに天を突く杉の合間に、夏の雲と青い空。
もう十分。
ていうか、杉、すごっ。
こういう観光地って、大抵「杉並木」とは言っても一部だけで大したことないことが多いのに、社殿に着くまでずっと巨木が石段に沿って林立してました。
迫力。
雲がかげって、私しかいなくて、微妙に不安になりつつ石段をアップダウン。
何この急な石段(笑)
いえ、緩急あるんですが、「急」を付けすぎです。
ジム通っておいてよかった。
今朝の雨で、石段がすべる。
でもおかげで、しっとりした空気の中、雲の合間からの午前中のやわらかい光でこの杉並木を見られた。
巨木の苔むした足元、たくましい幹、見上げると南に腕を伸ばしす枝、涼をもたらしてくれる茂り。
突然現れる、真っ赤な橋。
渡ると右手に、社と滝。
須賀の滝は水量不足でイマイチでしたが、手前の橋がなんとも素敵。
さらに進んでいくと、その名も「爺杉」。
この並木一番の巨木だそうな。
誰のネーミングだろうか、と思いながら写真を撮っていると、その向こうの杉林からふと静かに現れた、五重塔。
何の違和感もなくそこに建っていて。
天を突く荒々しい東北の杉の森の合間に、しんと。
でも、圧倒的な存在感で。
表現する言葉を選べないけど、あまりにも周りに溶け込んでいて。
ふと気がついた、爺スギと同世代かもしれない。(何度か改修はされてますが)
少なくとも周囲のほとんどの巨木が苗木だった頃から、そこにいたことは確かだ。
まだ葉先から雨のしずくが落ちる、しっとりした空気の中で、静かに圧倒されました。
とっくに来てよかったなあと思っていたけど、本当にこのために来たのだ、と。
振り返り振り返り、足を止めさせられながら、その東北最古の五重塔を後に石段再出発。
すれ違う人が互いに少ないせいで、降りてくる人と笑顔で挨拶を交わしつつ、まだ黒光りする石段を登っていく。
踏んだ石がたまに、カラリと鳴る。
蝉の声が降る。
静けさが降る。
ぐるり周りの杉が目指す、天の中心を見上げる。
青い空に、夏のはっきりした輪郭の雲が流れていく。
見上げては、石段を登っていく。
途中の社の脇に踏み込んでみると、
木々の切れ間から、庄内平野と、それよりも大きな窓で空が覗く。
顔が赤くなるほど息が上がってはいないはずだったけど、落ちる汗が後から止まらず、あごから落ちる。
ああ、夏だー。
さて二の坂という石碑、その先は笑っちゃうしかない急勾配。
上には建物らしきものが見える。
二の坂茶屋。
山伏のおじちゃんおばちゃんたちの、20人くらいの集団がわいわいと餅やかき氷を食べている。
中年・初老パワーに圧倒されていると、おかみさんが声をかけて席を作ってくれた。
まあこれが。
「山頂までいっても、こんな風に開けた景色は見られないのよ」というおかみさんの言うとおり、さっきの社の脇からよりもよい眺望。
「鶴岡はどっちですか?」
「あっち側だから、見えないのよ。あっちが酒田。今日は日本海が見えるの、分かる?」
「あ、やっぱりアレ、日本海ですか!」
気さくなおかみさん。
「ようやく涼しい風が入ってきたわねえ」
名物の力餅、うまいらしいので頼んでみると、これが本当に、本当にうまい!
餅は毎日この場所でついていて、柔らかくて素朴な甘さで美味しいっ。
のびるんだ、餅ってこうやってのどにつまるのかーと実感したぐらい。
きな粉は庄内で採れたものだそうでこれも甘すぎなくて美味くて(抹茶混じってたんじゃないかなあ)、でもって餡子が!!
餡子がうまいんだちょっとしょっぱくて柔らかい味で!
小豆から自家製だってさちょっともう!!!
甘くなった口の中をさっぱりさせてくれる、きゅうりの漬物の心遣いも嬉しい……。
本当に本当に美味しかったです。
超オススメ。
さて、お腹も満たされて気分も天気もよくなって、石段のぼり再開。
オニヤンマを見かけつつご機嫌で登っていくと、芭蕉が句を読んだ「南谷」への脇道発見。
片道15分くらいなら、今、気力も体力もあるし、いっちょさくっと行って来るかと踏み出してみたら、雨のせいなのか北側なせいなのか、足元が悪くて大変。
飛び石が置いてあったものの、ちょくちょく途切れているところはぬかるんで踏み場がない。
結局虫よけスプレーにちっともひるまない羽虫に辟易し、Uターン。
屈辱。
そして当然一足しか持って来ていない靴がドロだらけで大変。
歯ミガキ終わったらブラシで落とそう……。
さてようやく、真っ赤な鳥居が登場、社殿に到着。
えええええ、なにあの足組み。
本殿改修中。
お盆シーズンのかき入れ時が終わってすぐさま!?
茅葺だから改修スパン短いだろうなってのは分かるけど!!
天気運があってもこういう運がない、私。
小樽でも、台風の後で水天宮を工事してたなあ……。
あ、函館のナントカ坂も工事中だった、そういえば。
鎌倉の大銀杏は何回狙ってっても色づいてないしなあ。あれは寿命かもしれないが。
まあへろへろしつつ、お参り&健康お守り&レッツおみくじ!
「困難に立ち向かうときは不安な状態が続くものですがあなたは大丈夫。たとえ虎の尾を踏むような危険を冒してもかならず目的を達することができるようになる」
根拠なくすごい保障をしてくれました。
おみくじに「あなたは大丈夫」と言われたのは初めてです。
「健康・病気・療養:心配するほどのことはないが、無理は禁物。病気ははじめ難しそうでも治療を続ければやがて全快する」
気休めでも安心しますね。
さて、月山八合目行きのバス停へ。
茶屋のおかみさんに「あっちはもう登山ていう感じで、天候によっては風がすごいし、その軽装じゃ難しいわよ」と言われていたので、案内所の山伏装のおじさまに伺う。
今回の旅行の装備ではヤメておこう、という結論。
くつも、カジュアル運動靴だし。
資料館を覗き、土産屋でお酒だけ買って(……)下山。
石段も乾いて、陽も真上からで、また雰囲気が違う。
巨木の迫力にふるえ、
膝がふるえ、
シャッターを押す指がふるえつつ、「真夏の東北ー!」という感じの羽黒山を下山。
五重塔も、違う表情を見せている。
照り返しでほんのり緑がかった屋根の内側、日差しに光るコケラ葺。
そこへわいわいと子供、お年寄りが続々。
堪能して下山いたしました。
来てよかった!!!
さて帰りのバスまで1時間。
土産やをひやかしていると雪の五重塔ポストカード発見!
今度冬にも来ます!!!!!
あれだけ調和した色彩を見せる五重塔が、冬のモノトーンの景色の中でどんな存在感を放つのか、それはもう見てみたい見てみたい見てみたい。
高速バス1本だし!
(庄内空港も近いんですよちゃかさん)
土産屋のおばちゃんが、「じゃあ」と言って店の名刺を渡してくれた。
「状況とか教えるから、電話してから来てね。長靴なんかは貸し出してるから、東京から履いてくる必要ないよ(笑)」
見ると、帰ってきたツアー客が店頭の傘たてみたいなところにザクザクと杖を返していく。
なんていたれりつくせりな山形!(山形の株急上昇)
「女一人旅は山形へ行け」なんて言った作家さんがいたらしく、最近旅行の調べものでもそんなこと言ってる方見かけましたが、山形の観光産業の方は親切でした確かに。
帰りのバス、小銭握り締めたまま熟睡(苦笑)
前日早起きしてた上に、高速バスで仮眠程度しかとってなかったもんな。
ホテルにチェックインし、ちょっと買出し、散歩。
のつもりが、道に迷い、ええい引き返そうと思ったら目的地、鶴が丘城跡到着。
たいがいにしろ、私の方向音痴。
本当に、地図なしで勘で歩くとえらいことになる。
地図さえあれば平気なんだけど。
夕方、空が綺麗で綺麗で超ご機嫌。
気がついたらうろこ雲がやわらかく広がっていて、地元の人の会話から「ようやく秋の風だねえ」なんて聞こえてくる。
いいな東北!
東京の夏はむしろこれからが本番だよ!
空の写真を撮りまくりながら、ホテル方向に戻る。
駅コンビニに寄ると、登校日なのか部活なのかすでに夏休みが明けているのか、高校生がいっぱい。
今朝はあったジャンプが消えている。
うわあん!
りくおうさん家で読ませてもらおう……。
ホテルでへとへと明日の準備をし、羽黒山を飲みながらこの覚書を打ってます。
うん、そろそろ地酒にだまされるのやめよう。
だいたい後口の悪い辛口が多い。
そんな感じの1日目、大満足でした。
明日は午後から雨の予報。
さてー。
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