平成元年の5月、6月、7月と、厚生省関連の研究所でアルバイトをさせていただき、病院の事務長やオーナー、病院の団体や看護師などの職能団体の方々と交流をもつ機会を与えていただきました。
そして、この間に自分のやりたいことを見つけることができました。
医療ソーシャルワーカーという仕事でした。
たとえば、入院している方が医療費の支払いに困ったときに、どういう手立てがあるかを社会制度などを紹介して問題解決の手伝いをするという仕事です。
場合によっては、当人の問題解決にむけて精神的な支えになることもあります。
たとえば、ある事で困っている方がいるとします。その方は困っているばっかりに、うちひしがれていて、今いるところからもう動く気力がないとします。
でも、少し動いたらその人の問題を解決できるものが視界に入ることがあるとします。
そういう場に、状況判断のできる第三者が別にいたとしたらどうでしょう。
うちひしがれてじっとしている人に、「あと2歩、3歩、前に進んで見てください。そこからは見えないものが見えてくると思いますが、それであなたの問題を解決することはできませんか?」と伝えるだけで、解決できることもあるかもしれない。
現実はそんなに甘くなく、また単純なものではないのでしょうが、わたしは当時、医療ソーシャルワーカーの仕事をそんな風にとらえていました。
その話をアルバイトをさせてくださった研究員の方に伝えたところ、
「就職口がひとつあるが、そこの理事長に会ってみないか。」と言っていただくこととなりました。
いよいよ、いままで形になっていなかったわたしの思いが形になっていくこととなりました。
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