☆医療ソーシャルワーカーへの道
民間保険の請求をすることになりましたが、つぎは医療保険の請求です。
いわゆる診療報酬の請求です。
しかし、日本の制度というものは非常に細かいというか、いろんな制度との整合性をとろうとしているのか、非常に複雑なので理解しにくいのです。
そこに、わたしも面食らってしまいました。
公的な医療保険といっても、国民健康保険、政府管掌、組合、共済などの各種保険と何種類もある上に、それぞれの制度の中で独自の運用をする部分があり、さらにわかりづらいのです。
現在は診療報酬の請求はコンピュータで処理しますが、当時は手書きでした。
ひとり1枚もしくは2枚、その方の加入している医療保険によって紙の種類が違ってきます。まず、どの紙に記入するかを確認しないとあとで全部書き写さなければならないので要注意です。
どんな薬をどれくらい飲んでいるか、その薬の値段はいくらか、どのような処置をしているかをひとつひとつ手で書いていくのです。
とんでもなく手間のいる作業です。
事務所には診療報酬請求事務を担当する女性が二人いましたので、わたしはその補助的な役割を担いました。
こうして、本来医療ソーシャルワーカーの業務でないことをやりながら、秋を迎えます。