セスタバジカ Cesta Basica

「基礎的なバスケット」という意味のポルトガル語。
ブラジルでは「日常生活を送るための必需品のセット」を指します。

多国籍稲刈

2010年11月17日 | 日記

手に鎌を持っている子ども達はサンタナ学園のブラジル人生徒さんです。稲刈り体験をしてもらいました。中田校長の顔も見えますが、引率だけでなく刈り取りにも参加されました。(後で聞けばブラジルの実家は米屋さんだったとのこと。道理で詳しいはずです。)

昨年と同じく野口さん(滋賀県国際交流推進協議会会長ほか)の呼び掛けにより多国籍稲刈りが県立大学で実現しました。子ども達に刈り方の指導をしているのは彦根市国際協会理事長の池上さんです。

ここは世界各地のイネ7品種、他に境界用として日本晴を栽培している試験水田です。コンバインやバインダーによる機械収穫もできなくはないのですが、単粒種の日本米と長粒種の外国米が混じると精米時に長い方が割れてしまうので、後で利用することを考えたら別々に手刈りで収穫した方が明らかに好都合です。人手の要る作業なので助かりました。

ランチタイムの一コマです。午後の天気を心配していましたが全く問題なし。食事は外で&みんなで食べると何倍も美味しくなりますね。(今年もサンチェスさんによるフィリピン料理「メヌード」に舌鼓を打たせていただきました。Thank you!)左から奥の方に座っているのは彦根市外れにある「ミシガン州立大学連合日本センター」(JCMU)から自転車で駆け付けてくれた学生さん達です。午後から彼らも加わったので刈取は早く終わってしまいました。他に手付かずの系統保存用水田がありましたが、一旦刈り始めたら中途半端では終われないので、日が短くなっていることも考慮して本日はここまで。(実際には後の脱穀作業の方がずっと大変です。しかも試験用の小型籾すり機は日本米仕様のため長粒種は籾殻がうまく取れず、結局後日回しになりました。早めに切り上げたのは大正解でしたね。)

何やかんやで心身共にちょっとくたびれましたが、怪我人も出ず、みんなに楽しんでもらえたようなので当方としても満足満足です。それどころか野口さんから「セスタバジカ用に」とお米を210kgもいただき感謝感激。疲れが吹っ飛びました。また来年もよろしくお願いします。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿