セスタバジカ Cesta Basica

「基礎的なバスケット」という意味のポルトガル語。
ブラジルでは「日常生活を送るための必需品のセット」を指します。

第14回 セスタバジカの活動報告

2010年03月31日 | 日記
大変遅くなりましたが、3月27日 第14回セスタバジカの活動報告をさせていただきます。
肌寒い日々が続いていましたが 久々の快晴になりよかったです。 
前日や当日にも届けられた物資があり、いつまでも忘れずに支援をしてくださることに感謝の気持ちでいっぱいです。
お米やパスタなど、約10品目を ブラジル人家庭 47世帯 フィリッピン人家庭 30世帯 ベトナム人家庭 3世帯 ブラジル人保育所 1ヵ所 ブラジル人学校 1ヵ所 障害者施設 1ヵ所 ホームレス支援団体 1ヵ所 に届けさせていただきました。

お届けしたときのこと

ある家族の子どもがお麩を受けとるとき「味噌汁がきた」と言いました。
「お味噌汁に入れるもの」と言いたくてそうなったのかも知れませんが、昔ポルトガル語のお城を意味するカステイロを、日本人が間違えて食べ物にカステラと名付けたことを思いだしました。お麩が味噌汁になってしまわないように訂正はしましたけれど、それもおもしろいかな?と無責任なことを思ったりしました。笑
あるお母さんはお麩を「食べるスポンジ」と表現していました。

また、「おうどんですよ」と言って乾麺をお渡しすると、乾麺を見るのが初めての人もいて「?」とビックリしていました。「スパゲティのようにゆでたら、やわらかいおうどんになります」というと「あぁ!」と言って笑顔になりました。

そういえば12月のセスタバジカでは、お届けしたものの中にお麩とチョコレートソースがありましたが、届け手の方からこのようなお話も聞きました。
ある家族の子ども達はお麩をオープントースターで温めてチョコレートソースをかけて食べることがとても気に入ってもっともっとと食べていた、と。
子ども達のその様子が浮かんできて、楽しい気持ちになりました。

また、アンチョビーソースをお届けしたときには、そのままでは食べることができなかったそうで、パンの生地に練りこんでみたそうです。私達にも試作品が届きましたがとっても味わい深くて売りに出さないか、と思ったほどでした。

セスタバジカの活動によって、新しい食べ方や新しい呼び名を知ることができたり、食べ物の事を知らせたりして、これもささやかな文化交流だなーと思ったりしています。

だいひょう代行代理の代理 (ひ)

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