鶴城夢芸帖

ゲームやらおもちゃやら日々の出来事やらを思いついたまま書く。その名は「鶴城夢芸帖(つるぎむげいちょう)」

アニメ雑感記 いまさらガンダム00

2009-04-06 21:05:24 | アニメ、特撮
なんというか、いきなりで何ですけど、
スタートしたときに期待したものとずいぶん違う方向に行ってしまった感じがします。
別につまらなかったわけでもないのですが、なんというかもっとこうとんがったものを期待してしまっていたのですよね。

開始当初、アンチSEED的な描写がちらほらみられたので、SEEDにがっかりしてた人が(私もそうですが)食いついた感じなのですが、
セカンドシーズンに入ってからのトレミーの有り様はまさにSEEDデスティニーのアークエンジェル。
いってみれば、
「世のため人のため、イノベイターの野望を打ち砕くソレスタルビーイング!
 この太陽炉の輝きを恐れぬなら、かかってこい!!」
って感じですか。
それでもコクピットを狙うなとかわけのわからんことを言わないだけはまだましですけど。
諸悪の根源を倒してとりあえずめでたしめでたしでは竜頭蛇尾も甚だしい気がします。
世界の抱える矛盾や歪みと戦うって内容は難しいのはわかりますけどね。
後期OPの最後で4人が背を向けて歩き出し、ガンダムも別々の方向に飛んでいくのが気になっていたのですが、
終ってみれば、刹那とニールは現状維持だし、他の面々も別に袂を分かった風でもないしで拍子抜けでした。

それと、前期からの生き残りキャラの扱いがあまりに適当すぎるのも気になります。
前期のころから気になってはいた留美が世界を憎む理由もあまりに個人的な憤りで情けないですし、
ネーナもあそこまで引っ張る理由なんかあったのでしょうか?
ルイスにスローネを撃たせたいという理由だけでは、ちょっと強引過ぎやしませんかね。
サーシェスについても同様、あれなら前期で二ールと相討ちになってたほうがよかった。
グラハムも変なネタを散々仕込まれた挙句、同でもいいような場面で終了。
まあ、前期ラストのKY振りを考えるとらしいといえばらしいですが、
それでも決戦時に再びGNフラッグで今度は刹那に助太刀しに来るとか期待したんですが。
なんというか、キャラの描写がずいぶんおざなり、前期からのキャラはなんだかいるだけで、
2期からのキャラはステレオタイプな性格のキャラばかりでどうにも薄い。
そのせいでアニューの件も今一盛り上がりにかけたような気がします。
あ、忘れそうになってましたがマリナの扱いも相当酷いですよね。
アザディスタンが焼かれた理由もいまいち分からないし、結局本筋にほとんど関係してないという……一応ヒロインじゃなかったの?

反面メカの描写は面白いものもありましたが……ってよくよく思い返せば面白いのはガンダムだけか。
設定画を見た時には前期の劣化版みたいな印象だったのに、セラヴィーやケルディムのギミック満載ぶりにはワクワクさせられました。
反面、途中から活躍しないことが存在意義みたいに言われていたアリオスには泣けましたが。
前期がガンダム以外のメカの描写に光るものがあっただけに、2期のMSがみんなアヘッドやガryのバリエーションだったのはつまらなかったです。
作画自体はかっこいいんですけど、前期のティエレンやフラッグのような熱い描写がなかったのが何ともねえ。

いろいろいいたいことはあるのですが、どうもうまくまとまらないのでとりあえずこの辺で。
劇場版っていうのは総集編なのか続編なのか……さて?

……そしてSEEDの劇場版とかいうのは完全にぽしゃったってことですかね?

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