かりんとう日記

禁煙支援専門医の私的生活

素材重視主義

2005年08月01日 | お医者さんの一言
「臓器の中で最大のもの、それは“皮膚”である」

突然、医学部の皮膚科の講義で聞いたこんな言葉を思い出した。
臓器って、心臓とか腎臓のことをいうんじゃないの?
いえいえ、皮膚も立派な臓器のひとつなんです。

臓器機能は年をとるごとに衰えていく。
皮膚も例外ではない。
年齢あてゲームをするとき、観察すべきは首と手の甲の皮膚かもしれない。
化粧品業界では最近“アンチエイジング”という言葉が流行っている。
なんとかして加齢による皮膚のハリやツヤの衰えを遅らせようというものだ。

タバコは皮膚の血の巡りを悪くさせ、体内のビタミンCを破壊し、シミやしわの原因となる。

若いうちからタバコを吸っている20代の女性達は、なんとも悲惨な肌をしていることが多い。
ちょっとしたことでかぶれたり、冬でもないのにかさかさ・ごわごわ、くすみがち・・・
そのうえ、時々電車の中で化粧している若いオジョウサンたちを見ると、一度も洗ったことがないような超汚いスポンジでファンデーションを塗りたくっていたりする。
お~こわ~

しかし、禁煙して2週間もすると、肌は見違えるように生き生きとしてくるから、是非お試しいただきたい。
これは女性に限らず、男性も、である。
どんよりとどす黒かった顔色が、えっ?実は色白だったん?なんて周囲の人を驚かせることも決してめずらしくない。

いつのころからか、ボディーローションはかかせないアイテムとなった。
冬はリッチな感触のクリームやミルク、夏はさっぱりとした使い心地のジェルやローションというように季節で使い分けたり、上半身は良い香りのもの、足にはむくみに効くものなどというように、場所によっても使い分けたりする。

『私のどこが好き?』

「触り心地のいい肌」

こんなふうに言われてしまったら、今まで以上にケアに努めないわけにはいかないでしょ
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3 コメント

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確かに。 (YU-RI)
2005-08-02 13:07:54
20歳台までは若さでカバーできても、

30歳を過ぎると喫煙している人の肌は一発で分かります(^_^)v。

ですから、喫煙している女性には必ず、言います。『タバコを止めることがどんな高価な美容液よりも肌に効果がありますよ。』と。
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Unknown (cellopy)
2005-08-02 22:14:11
YU-RIさん、コンバンハ。



エステ業界の人たちも、もっと禁煙支援を積極的にやってほしいですよね!



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たしかに・・・ (ミッキー)
2005-09-18 20:30:37
肌の綺麗な人がいいですね・・・

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