
ドイツ在住オーストリア人のEのファッションはとてもカジュアル。
ドイツに行くようになって残念だなあと思うことは、パリなんかと違って、ファッショナブルな人が少ないこと。
街を歩いている人を見ていると、老若男女、9割以上の人がジーンズにスニーカーかブーツという恰好をしている。
街のアパレル系商店は、大手チェーン店が中心なのは欧州でも例外ではない。
ドイツではNew Yorkerが人気。

値段はめちゃくちゃ安い。
セール品だと4~5ユーロくらいで、値引き前のものでも14ユーロ以上のものはあまりみかけない。
Eが愛用しているパーカーは5ユーロ。
およそ800円。
トルコ製と書いてある。
例によって、アップサイクルをお願いされたので、フードについている紐を久留米絣の布で作製。

革のストッパーはEの手作りである。
先日、日本のデパートの男性用品売り場を二人でぶらついていたら、ちょっと変わった生地のカッコいいフードジャケットを見つけた。
#Michel Klein Homme
試着してみたらば、めずらしく袖丈も十分で、スリムな体系の彼にぴったり。
しかも、定価¥29700が半額になっていた。
彼も気に入っていたようであったけれど、「いらない」とバッサリ。
本人がいらないというものを、無理に買わせることもできないから、「このブランドは袖丈が長めだから、覚えておくといいかもね」と言って、その場を立ち去ったけれど、私はちょっとモヤモヤ。
「あのね、そろそろ着るものについて考える年頃だと思うなあ・・・ちゃんとした仕事をしていて、それなりの収入もある中年男性として、ふさわしい服装っていうものがあるわけよ・・・」
ねちねちとEに言いながら気づいてしまった。
そういえば昔、私も母親に同じようなことを言われて、彼女行きつけのブティックに連れて行かれたっけ・・・
遺伝子というのは、怖いのでR。
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