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かりんとう日記

禁煙支援専門医の私的生活

部屋着

2025年05月26日 | ドイツ・オーストリア生活
Eが来日中。
今回はドイツの祭日が3日間ある週に、時間外労働と引き換えに得た休日を加えて、1週間の滞在。

クラスの児童たちには担任教師が休暇をとることは、あらかじめ知らせていないのだという。

「生徒やその家族には、教師が休暇を取る理由を知らせる必要はないし、もちろん代わりに他の同僚に授業を任せる準備はちゃんとしてあるから」

今朝は体調が悪く、仕事を休みたかったが、その場合は年休を使うことになると日本の働き方事情を説明したら、「なんで?!信じられない」と、呆れ怒っていた。

ドイツでは、体調不良が理由で仕事を休むとき、3日間以上は医師の診断書が必要だが、3日以内だったらなんの証明書も必要なく、かつ、休暇を消費することなく仕事を休めるのだという。

「だからドイツ人は、具合が悪いと言ってしょっちゅう休むのかもねw」

日本とドイツの違いは色々とあるけれど、「部屋着」に関してもそう。

Eは日本滞在中、部屋ではUNIQLOのリラックスウェアを着るようになった。

どちらかというと、私自身が、外から帰ってもジーンズを履いたままでいる彼を見ているのが嫌だったからなのであるけれど、そもそも「部屋着」という概念が彼にはなかったようなのである。

着心地はいいので、気に入ってはいたようであるけれど、「ジャージ姿では外へ絶対出かけたくない」と言い続けていた。

そうして通算5回目か6回目の今回の滞在中に、ついに彼は浴衣を部屋着にして喜んでいる。

「リラックスできる帯のほうがいい」と言うので、私が持っていたシワ加工のしてある化繊の兵児帯を使っている。

最もポピュラーな正絹タイプの男性向け兵児帯は、「端がヒラヒラしていて好きじゃない」のだそうである。

この兵児帯も充分ヒラヒラしているけどねw



昨年上野界隈の店で買い求めた仕立てあがりの阿波しじらの浴衣は、UNIQLOの夏素材に負けず劣らず、湿気の高い日本の夏を過ごすのには、快適であることは確かである。

父が昔、仕事を終えて風呂あがりに浴衣や丹前に着替えて晩酌をしていたことを懐かしく思い出す。


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