サンカノゴイの漢字表記は「山家五位」で
名前のサンカは人里離れた山里、ゴイは昔の呼び方のサギ類の総称で、人里離れた山里に生息しているサギという意味のようです。
日中はほとんどヨシ原に潜み、開けた場所に出てくることが少ないです。
また環境省の絶滅危惧種IBに指定されているサギ類です。
先週末にのっしのっしとスローペースでヨシ原を歩くサンカノゴイを撮影しました。
一見、爬虫類を思わせるような独特な風貌をしています。
背中には黄褐色と黒褐色の複雑な模様があります。
写真のようにサンカノゴイの体の色は枯れたヨシ原の中にいると背景と同化してカモフラージュになっています。
このためヨシ原に住む忍者のようです。
体はずんぐりむっくりしていて首は短く見えますが、首は長く伸びます。
特に危険を感じた時などは首を縦に長く伸ばし、ヨシに擬態します。
どじょうのようなものをクチバシで捕らえていますが、サンカノゴイは主として両生類や魚類を捕食します。