瑞原唯子のひとりごと

24 - TWENTY FOUR - ファイナルシーズン(シーズン8)

24 -TWENTY FOUR- ファイナル・シーズン。どう感想を書こうか悩んでいたのですが、何を書いてもネタバレになってしまうので、全部ネタバレありでいきますね。

ジャックは引退して平和に過ごしていた様子。しかし、私の頭の中にはハテナがいっぱい。たしか、シーズン7で死にかけてましたよね? もう助からないとかじゃなかったっけ? なのに、どうやって助かったのか特に説明もなく…。「治療が終わった」とか言っていたので、手術が間に合って治療したのだとは思うんですけど…。どういう経緯で助かったのか気になるなぁ。

最初の方、ジャックは本当に関わるのを嫌がってましたよね。なのに、いろんな人に説得されたりして、だんだん深く関わってしまうんだなぁ。キムまで何を言っちゃってるの! 結局、ジャックがこんなことになって、キムが自分を責めていなければいいんだけど…ってか、キムの身も心配ですよ。CTUが警護するといっても、相手が大きすぎますもの。

ヘイスティングスは良くも悪くも普通の人でした。たぶん、いい人なんだろうと思うけど、CTUの支部長としては普通すぎたんじゃないかと。無能というわけではないけど、こういうとんでもない事態のときには力不足というか。まあ、でも普通の人だから普通に話も通じたし、ある意味やりやすいとは思ったけど。しかし、解任されてから、あとで再登場して助けてくれるんじゃないかと期待してたんだけどなぁ。あれっきりとは…さすが普通の人ですね…。

デーナ・ウォルシュ。偽名でCTUに就職できたってどういうことだ?! CTUは身元調査もしないのか?! と思ったんだけど、それにもきちんと理由があったんですね。ロシアのスパイともなれば、そこらへんを完璧に偽装できるってことか。しかし、デーナが裏切り者だとわかっても、序盤の昔の男がらみでの手際の悪さと、中盤以降のしたたかさが、まるで別人みたいで不思議だったんですよ。彼女が本気になれば、あんな男ども早々にどうとでもできたんじゃないかと。だから、もしかしたら、コールと結婚したいというのは本心だったんじゃないかな、結婚して普通に幸せになろうとしてたんじゃないかな…と考えていたら、そういう映像が出てきて。あれは本当の気持ちだったんだろうと信じたいです。

ところで、沈めた男たちと殺した保護観察官はどうなった? いずれ見つかりますよねぇ? デーナは死んでしまったけど、コールはどうするんだろうか。このまましらをきり通すなんて彼にできないような気がするな。根は悪い人じゃない、というかむしろ正義感の強い人みたいだし。

テイラー大統領は、道は間違ってしまったけど、それは国を思うがゆえの行動でした…。最後の最後で目を覚ましましてくれて、かなり遅いけど、それでもほっとしましたよ。しかし、これではテイラー大統領が命を狙われかねないような…大丈夫ですかね…。

一方、相変わらずのクズっぷりを見せつけてくれたのが、ローガン元大統領。もうこいつは本当に自分のことしか考えてないんだもんな。こんなのが大統領に選ばれたなんて…アメリカは大丈夫なのか(笑)。外面が良いから騙せてたんだろうとは思うけど。

CTUでクロエによく手を貸してくれた分析官(?)の男性、名前忘れたけど(酷)何気に好きでした。途中まで裏切り者ではないかと疑ってたんですけど(笑)。クロエとも良いコンビだったなぁ。

ルネには序盤からビックリさせられっぱなしでした。無表情で腕を電動ノコギリで切るあたりは、もう「ひーっ!!!」と思いましたよ。ジャックじゃなくてもあれはやばいと思う。でも、ジャックなら同じようなことをやりかねないよな(笑)。その後も潜入中はヒヤヒヤさせられっぱなし。以前から女ジャックバウアーだと思ってたけど、ますますヤバさを増していました。どこか壊れてる感じ。そういうところもジャックとますます似てきたなと。

しかし、まさかジャックがルネを好きになってたなんて。「目を見ればわかる」とかウラジミールに言われてたけど、生死を共にした仲間だから思い入れがあるだけだと私は思ってたんですよね。まさかウラジミールの方が正しかったなんて…なんか敗北気分(笑)。それにしても、案外ジャックは惚れっぽいというか懲りないんですね。私は真っ先に「ルネ死亡フラグ立った!」と思っちゃいましたもの。そしてその通りになってしまったわけですが…。

それにしてもジャックはさぁ…。ひどい拷問をうけて、銃弾を受けて、防弾チョッキを着ていたにしても肋骨が折れたかもしれないくらいに胸を圧迫されて、それから何時間も経ってないのに何をやっちゃって…さすが不死身の男と…っていうか、ルネもかなり大変な目に遭ってるんだから気遣ってあげればいいのに。まあ、ルネも相当タフらしく、楽しんでいたみたいだからいいんだけどさ…。でも、カーテンくらいは引こうぜ! 狙われているとか関係なく、普通はカーテンくらい引かないか? 直接見えるわけじゃないけど、あまりにも開けっぴろげすぎ。高層階だとそこらへん気にしなくなるのだろうか? それともアメリカではそういうもの? カーテンを引いてたら、そんなに簡単には撃たれなかったと思うんだけどなぁ。

復讐鬼と化したジャック。けど、私怨で人を撃つのはこれが初めてでもないんだよな。ジャックって昔からこういう面があったので特に驚きはしなかったです。ただ、ここまでやるかと怖かった…。まさに狂犬とでもいいましょうか…手負いの獣とかいわれてましたっけ。もう手がつけられないんじゃないかという状態で。

それを止めたのがクロエ。やっぱりクロエにしか止められないと思ったし、実際そうであってくれて本当に良かった。そしてラストのジャックとクロエの電話での会話…。泣けましたよ! クロエとジャックのこれまでの関係を見てきた人なら、多分ここはじんとくるんじゃないかなぁ。思えば、いちばんブレなかったのがクロエだったんじゃないかと。いつでもクロエはクロエだったし。ジャックとの関係も遠すぎず近すぎず、最後まで友達のままというのも良かったなと。クロエ大好きですよ。

そういえば今回は旦那は出てきませんでしたね。無職になったとか言っていたから、手伝いで来るのかと思ったのに。本当にただのヒモなんだなぁ…いや、専業主夫といっておきましょうか!

終わり方はいつもの24と何ら変わりない感じでしたね。普通に来年シーズン9が作られそうな雰囲気。でももうないんだよなぁ(映画は作られるんでしたっけ? 続きではないかもしれないけど)。ファイナルシーズンなんだからきちっと決着つけてくれるかと思ったのに。24のシリーズ全体としても決着のついてないことが結構あるような…。

▼24感想等
24@SKY BLUE

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