ストーリーはわりと淡々と進みますね。ストーリーとしての盛り上がりどころがよくわからないというか。ラストももやもやしたまま終わってしまいました。相棒らしいといえば相棒らしいんですが…。面白くないわけじゃないですけど、なんとなく物足りない感じがします。焦点が定まってないのかなぁ。
途中、ビックリするシーンはありました。ええ、そりゃあもう長年の相棒ファンだったら「?!!!」くらい驚愕すると思います。私も最後の最後まで信じられなかったですもの。
とりあえず、大河内さんに萌えまくりでした(笑)。特に序盤の神戸君とのシーンはおいしすぎるぜ!
以下、ネタバレありです。
とりあえず、大河内さんと神戸君ですよ。きのうのドラマ呼び出しは剣道のお稽古だったんですね。それだけで萌えてたんですが、まさかシャワーシーンまであるなんて…! 二人並んで(仕切りはあるけど)シャワーですよ。なにこのおいしいシチュエーション。このときの二人の会話にも萌える。大河内さん、神戸君以外にお友達いないんだ(笑)。ワインをもらう約束してたのもいいなぁ。そして、その後、神戸君が大河内さんに食ってかかるのもおいしいんだよ。車の前に飛び出したりさ。序盤のアレを見たからなおさらグッとくるんですね。……なんていうか、こんな感想でスミマセン(汗)(何を今さら)。
陣川君は出てきたことは出てきたけど、全然活躍していませんでした。それがちょっと残念。このときが神戸君と初対面だったみたいですね。いきなり先輩風ふかしていたのには笑わせていただきました!
右京さんはロープで降りていったところが一番の見せ場だったような(笑)。みんなの準備がままならないうちに、窓からするっと降りて行っちゃうんだもんな。慌てふためくみんなと、いたって冷静な右京さんの対比が面白い。会議室の窓の外にいきなり現れて普通にデジカメで撮影しちゃってるのは、なにかギャグマンガでも見ているような気持ちになりました(笑)。
その人質籠城事件ですが…そんなに簡単にできちゃっていいんですかね? あまりにセキュリティが甘くてビックリだ。上層部がごっそり集まって会議してるんだったら、その会議室の前に警備の一人くらいは置いておこうよ。この会議室で自爆テロでも起こされたら、上層部がみんないなくなって、頼りない中園参事官がトップになっちゃうじゃない(笑)。
小野田官房長にはマジでビックリでした…。せっかく回転寿司の皿を戻さなくなったというのに…。ああ、これが死亡フラグだったのか…。私、素直じゃないので、小野田さんが刺されたとき「うわ、こんなにざっくりいってたら普通は助からないよ。盛り上げたいんだろうけどやりすぎだって!」と思っていました。その後の血の海を見ても「これは生きていられる出血じゃないよ…それでも助かるんだろうけど…」と。だから葬送のシーンで本当に驚いてしまいましたよ。まさかこんな呆気なく…。右京さんになら殺されてもという覚悟は、多分本当にあっただろうけど、人生思うようにはいかないようですね。
方法の是非はともかく、小野田さんは本当に警察組織を良くしようという思いはあったはず。絶対的な正義があると思ってるの? 正義なんてものは立ち位置によって変わってくるんだ、という発言には頷くものがありますし。現実主義者の私としては、どちらかというと右京さんより小野田さんの考えに近いんですよね。それが正しいとも思ってないんだけど。
ラストは中途半端に終わった印象が強いです。エンドロール後に何かあるかと期待したけど何もなかったし。前回の劇場版ではそれなりのカタルシスがあったけど、今回はもやもやしたものを抱えたまま終わってしまいました。その後、どうなったのかなぁ。気になる…。
警察組織の上層部が糸を引いているような事件は、結局、特命係だけではどうすることもできないし、あまりきっちりとした解決をするわけにもいかないんだよな。テレビシリーズでも小野田さんが絡んでくるような事件はそういう終わり方のものが多いし。テレビシリーズならそれでいいけど、劇場版だとやっぱりそれなりに解決してくれないとと思ってしまうんだ。
あれですね、コナン劇場版の黒の組織と似た感じというか(爆)。
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相棒@SKY BLUE
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