読むのも理解するのもかなり時間を要した1冊。
小説って状況を思い浮かべられたり、登場人物を置き換えられたりできて自然に内容がすっと入ってくることが多いのだけれど、どの人にも感情移入もできなくて、場面もおおよそ自分とはかけ離れた世界すぎていた。
ミステリー大賞受賞作なので、ミステリーそのものが非現実的だから重ね合わせられないのは当たり前か・・・。ミステリーとサスペンスは違うしなぁ。
あと難しい漢字が結構出てきて、そのたびにスマホで手書きで読み方が分かるアプリを開いたり。そういうアプリがあるのにも驚いたけど、今では不便なものは何かしらアプリで解決できてすごいなと思った。新しい発見。
漢字1級レベルの字ですよ。励ます=鼓舞するとかならいいけど、一文字の漢字で書けば意味が分かるのに、あえて熟語にして難しい漢字を増やしたりしてるし。
果たしてその効果は?物語に複雑性とか難解さを表しているのか?大体こんな意味だろうと推測できても読み飛ばすのはモヤっとするのでいちいち調べました。
今は瀧羽麻子さんの本を読んでいる。初ですがなかなかおもしろい。いろんなジャンルを読むのはそれでもやっぱり楽しい。