アコギおやじのあこぎな日々

初老の域に達したアコギおやじ。
日々のアコースティックな雑観

最近の落語家がつまらない訳

2018-09-13 | Weblog


 落語は素晴らしい。こんな癒しはない。日本人でよかった、と思わせてくれる。

 でも、最近の落語はなんかつまらないと漠然と感じていた。

 理由を発見した。


 深夜、ひまを持て余してテレビを見ていたら、NHKのEテレで「落語ディーパー」という番組をやっていた。

 落語家が古典落語の演目の内容を解説していた。出演してた落語家がみな評論家然として偉そうに語っていた。

 「あっ! これだったか」。昭和の名人との違いは、人生経験の不足とそこからくる悲しみの足りなさ、それが人間性の薄っぺらさになって、聴くものを癒せない、とは感じていた。人生経験の不足、悲しみの不足は仕方ないと思っていた。

 しかし、彼らは、それに加えて、一番やっちゃいけない「偉そう」になってしまっていたのだった。


 人間、偉そうにしたらおしまいだな。

 よい教材ではあった。

 
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