20日の月曜日は、息子の小学校の朝の旗当番。月に1度のペースで回ってくる。
震災前は2カ月に1度くらいだったが、児童数が減ったため、当番の回数が増えた。
時間帯は午前7時半から8時まで。学校は8時10分からだ。横断歩道の両端に一人ずつ保護者が立って、黄色い旗を掲げて車を止めては子どもたちを横断させる。
が、この日は相方の保護者が姿を見せなかった。
ピーク時はやや慌てたものの、イベントの仕事で交通整理を経験していたので、なんとかこなせた。児童数が減っていること、車で送られている子供が増えていることも実感した。
息子は、私の姿を見ると実にうれしそうな表情を見せて、横断中にハイタッチをしていった。友達と小走りにいく姿が、いつもの朝よりずっと元気そうだ。
実はこの日、震災後初めての歩いての登校だった。
震災の後、多くのことが変化した。なかでも、特に子どもの生活環境が大きく変わってしまった。外遊びも、歩いての登下校もできなくなっていた。
子どもたちの生活が少しずつ戻りつつある、と思いたい。
◇
そんなことを考えながら、次の当番さんの家に旗を届けた。お父さんが出てきた。母親が忙しいのでお父さんが明朝の旗当番を務めるという。
旗に目をやる。「○○地区交通安全母の会」。
(「母の会」じゃぁないよな。「父の会」まではいかないまでも…)
NHKは「おかあさんといっしょ」のほかに「おとうさんといっしょ」も放送し始めた。旗の文字も「保護者の会」くらいにしてもいいだろう。それくらいは、やっているぞ、おとうさんだって。
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