3次元紀行

手ぶらで地球にやって来ました。生きていくのはたいへん。そんな日々を標本にしてみました。

最近、書いていません

2012-11-26 22:51:46 | Weblog
最近の事件ですが、

愛知の信用金庫に立てこもった32歳の男

現在、動機などを取調べ中だと思うのですが……

……務所に入りたかったんじゃないかな?

泊まるところも無く、

所持金も無かったそうで……

いや、なぜ、こんなことを言い出したかといえば、


生きていくのは、なかなかたいへんだなと思うのです。


と言っても、catmouseには住む家もあり、

仕事もあります。

今日のように、激しい雨の日は、

こんなボロ屋でも家があるということは本当にありがたいこと、と

つくづく思ったわけでありますが……


しかし、

3年位前、

小説を書きたいと思って、

未熟なりにいろいろ書き綴ってきたのですが、

ここ半年ほど、

なんか、書けなくなりました。


原因は、

「ビブリア古書堂」とか

「三匹のおっさん」をはじめとする有川浩の小説、

今年の書店大賞をとった「舟を編む」等を読み、


おもしろい作品、

人が感動する作品、

そんなものを考え込んでしまったからでした。


人の目を吸いつけて離さないもの、

人が感銘をうけて、読後暫く席を立てないようなもの

そこには共通して

生きていくのにたいへんな世の中で

地道にがんばった結果、まずまずの成果を出したというような、

そうしたことが描かれていると

思いました。


catmouseの人生に、

そうしたものがあっただろうか?

まあ、

そこそこに、あったとして、

catmouseの書いたものに、

そうしたものがあったろうか?


そして、

これから書くとして、

じゃあ、どんな話をピックアップできるか?

と、考え込んで、

まだ、思いつきません。


要するに、ネタが浮かばないのですね。



で、


なぜ、愛知の信用金庫の立てこもり犯の話を最初にだしたかというと、


彼は、行き詰ってしまった。

心の中に、悲しみがいっぱいつまっているだろう、と思われるのです。

彼のこれからの人生を思っても

起死回生の逆転ホームラン…とまではいかなくとも

出塁のヒットを打つのは、

さぞかし難しいだろうな、と、本人自身も

思っていると思うのです。

小説でも、というより

小説こそ、ここから成功話しを引き出すのは難しいでしょう。

あまりにも嘘臭いと感じられるでしょうから。


実話なら、あるかもしれません。

時たま、小説より、事実の方がありえないことが起きますからね。


小説は、実話のなかから極端な例を切り捨てて、

真ん中の部分から普遍性を取り出す作業をしなければならないんじゃないか?

そんなことを考えます。


で、

依然として書けないという状況が続いているわけですが……


先日、

越谷レイクタウンというところに行ってきました。
(冒頭の写真)

巨大なショッピングモールができていました。

イオンとマルエツがありましたが

建物が巨大で、

内部が広くて新しくて、トイレなんかもきれいでした。


catmouseは、

富の集積を、そこに感じました。

日本は、不況、不況というけれど

こんな繁栄の姿もあるのだ、と認識を新たにしたわけです。



しかし、

これが、

客足が思ったようにないとなると、

錦糸町にある、あるビルの8階のように、

テナントが撤退して、

シャッターが閉められた店が増えるんだろうな……

すると、

一挙にゴーストタウン化が進んで、

ますます客足が遠のくんだろうな……

越谷レイクタウンにいった日は

冷たい雨が降ったので、

客もそれ程多くなく、そんなことをふと思いました。



この世は、

何がおこるかわかりません。

と、

そんなことを言っている場合ではありません。


えーと、

catmouseも地道に書く努力をしなくっちゃ……