3次元紀行

手ぶらで地球にやって来ました。生きていくのはたいへん。そんな日々を標本にしてみました。

新党日本

2005-09-08 08:27:31 | 時事
新党日本の結成はサプライズでした。郵政民営化に反対した議員は衆院で37人、参院で22人。亀井さん達が国民新党を立ち上げたとき、反対議員はここに合流すればいいじゃないかと思ったのですが、なんと、長野県知事の田中康夫氏を党首に小林興起氏らが、国会議員は4名という比例代表制の定員に満たない数で新党日本を立ち上げました。(現在は8人に増えています)
なんでやねん。なんで別党を作ったんや。綿貫氏が「あちらは都会的にやりたいのではないか」とこうおっしゃっていましたが、報道などを追うにつれ、反対の中身がそれぞれ違うということが、だんだんわかってきました。

民営化そのものに反対の方。また、小林興起氏のように、民営化そのものには反対ではなく、むしろ、公社化を推進し実現させてきたが、現在の民営化法案にはノーという方。いろいろいらっしゃるわけです。
また、選挙戦でも、野田さんのように自民党県連が後押ししているので、無所属で立ったほうが有利な方もいらっしゃるわけですね。

そこで、選挙公報を見比べて吟味をしてみました。
新党日本は長期信用銀行を引き合いに出して、今回の郵政民営化法案の危惧を訴えていました。
実は、catmouseも長期信用銀行に口座がありましたので、この話は覚えているのです。銀行がつぶれそうになった時、国は6兆円もの国税を投入して銀行を支えました。そしてそれを、なんと10億円で外資に売ったのです。そして、現在、たいへんな儲けをだしていますが、その儲けが税金として日本に入ってこないような仕組みになっているらしいのです(これは昔読んだ新聞にそう書いてありました。間違っていたらご指摘下さい)
こんなばかなはなしがありますか!

今、提出された郵政民営化法案を通すと、郵便貯金や簡易保険が外資にとられるかもしれない。金融資本から切り離された郵便事業が、また税金を使って、ただでさえ1000兆という累積赤字をさらに増やすのかと思うと、いても経ってもいられません。
まさに国は危急存亡のとき。みんな気づけよ。
catmouseは是非、小林興起氏を国会に送って、郵政法案の練り直しをやってほしいと、心底思いました。それにしても新党日本。人数が足りないよなあ。