3次元紀行

手ぶらで地球にやって来ました。生きていくのはたいへん。そんな日々を標本にしてみました。

講談社が団塊の世代を対象に、ミステリー小説を募集!

2010-11-29 11:48:40 | 小説レッスン

 11月27日の読売新聞に載っていた。

60歳以上限定新人作家発掘

団塊世代よペンを取れ

講談社プロジェクト

詳細は講談社ノベルスホームーページ
http://shop.kodansha.jp/bc/kodansha-novels/


なんでも本格ミステリー小説の書き方から選考基準までを講義するそうな。
読売文化センターで「公募小説にチャレンジ」を受講しているcatmouseにとって、ミステリーを書くのはともかく、講義を受講してみたい。

そんな話をしていたら、同居人からさんざんからかわれた。

 

「catmouseがミステリー? 無理!」
「怖いの嫌いなcatmouseには無理!」

 

Catmouseは懸命に反論した。
「ちょっと考えていることがあるんだ。会社に普段は誰も通らない、鍵のかかる廊下があるんだ。そこから死体が出てくる」
「ちょっとまって、主人公はだれ? 警察? 探偵? それとも掃除のおばさん?」
「まだ考えていない」
「トリックは?」
「これから考える」
「死体を出せばいいってもんじゃないのよ。死体無しで推理だけって小説もあるのよ」

「にゃあ」
「落ちなし、山なし、のcatmouseじゃ無理」
「catmouseらしいメルヘンタッチでいったら?」
「メルヘンタッチって?」

 

ここであらりちゃんは
「テレレン!」と火曜サスペンスふうの効果音を入れた。
「連続プリン虐殺事件!」
「連続プリン虐殺事件?」
「そう。ある日、無残に散らばるプリンの空容器。
 食べたのは誰?
 犯人はあなた?
 
 すると名指しされた一閑人、
『俺じゃねえよ。俺、きのう泊まりで帰んなかったじゃん
 あらりじゃねえの?』

『あらりちゃん、あなたが食べたの?』
『あたしじゃないわよ。だって、昨日は友達とスイーツ食べに行って、もう甘いものは沢山て言ってたでしょう? 』
『じゃあ、誰なのよ』
『知らないわよ。モチゴメじゃないの?』
『モチゴメちゃん、あなたね、食べたの』
『やだー、食べないわよ(怒っている)』」

 

モチゴメちゃんがそこでコメント。
「その怒り方、わたしっぽい。似てる」

それを聞いてあらりちゃんは満足げに頷き、さらに調子に乗って続けた。

「モチゴメは言った。
 『あたしじゃないわよ。だって、あたし、胃がいたいって会社やすんでいたでしょう?そんな、プリンなんか食べません!』」

 

ここで、銀河のらくだちゃんのコメント
「え? 胃が痛くて他のものは食べられなくても、プリンなら食べられるんじゃない?」
Catmouseもコメントした
「本当、あやしい。限りなくあやしい」

 

しかし、あらりちゃん劇場はこう続いた。
「モチゴメは言いました。『そういうあなた、らくだちゃんはどうなのよ?』
『ぼく、きのう学校に行って夜遅かったじゃない』
『プリンが虐殺されたのは深夜よ。夜遅かったならなお怪しいじゃない』
『眠かったんで風呂入ってすぐ寝たよ』

 

 犯人探しはいまだ霧の中。


しかし、プリンが食べたいcatmouseはとりあえずまた、プリンを買ってきました。
ところが、テレレン!


翌日の朝、また、プリンは何者かに虐殺されたのです。
台所には、むざんな姿で、プリンの殻が散乱しているのでした。

 

Catmouseは叫びます。
『またなの?! いったい誰がこんなことするのよ!』
しかし、みんなは昨日と同じように自分ではないと言い張ります。
Catmouse『わかったわ。Catmouseにも考えがあるわ』
catmouseは再びプリンを買ってきて台所にそっと置き、寝たふりをして台所の様子を窺うことにしました。

 

待つこと、明け方近く
Catmouseも眠気と疲労で、ついうとうとしてしまったのですが、
ずり、ずり、と誰かが忍んでいく音がしたかと思うと、
カラン、ボスンと冷蔵庫の扉を開け閉めする音。
続いてピリピリと蓋が開けられる音がし、ついに、
『ムシャムシャ、からしゅ、からしゅ、ぺろぺろ』
何者かがプリンを冷蔵庫から出して食べている!

 

『今よ!』


Catmouseはいそいで台所の電気を付けました。
するとどうでしょう。
台所にいたのはなんと、毛モジャのタヌキだったのです!

『つかまえろ~』」


話し終えて、あらりちゃんは言いました。

「こういうの書きなさい。Catmouseちゃんは」だって。

 

キ~!
なんなのよ、なんなのよ、なんなのよ!


魔女って本当にいるんだよ

2010-11-01 13:17:35 | 3次元紀行論
昨日
10月31日、
ハロウィーンでございました。

世田谷音楽事業部は
下高井戸で
まちかどコンサートを開きました。

台風が心配されていたのですが、
catmouseのふだんの行いがよかったため、
台風さんが夜のうちに通り過ぎ、
この日1日、雨があがり
まちかどは音楽でにぎわいました。

catmouseたちは
下高井戸に行って、
あちこちの音楽を聴き歩いていたのですが、

松沢小学校前で
フラメンコを見ているときに、
子どもを連れたお父様が
わたしたちを指して言いました。

「ほらね、
魔女って本当にいるでしょう?
魔女は13歳になると修行にでるんだよ」

catmouseは大サービスで
「ハ~イ」
と挨拶しました。

連れは魔女ではなく
悪魔娘でした。

ですから、
お父様の説明不足のところを
さりげなく補足して言いました。

「こちら魔女ではなく、
悪魔娘ですのよ。
ほらね、角が生えてるでしょう?」

そしたら、
お子様が怖がって
お父様にしがみつきました。

とってもゆかいな
まちかどコンサートでしたわ。

おわってから、
catmouseたちは、
アジトに戻って、
私たちだけのコンサートを
行いました。