ブログもメアドも存じ上げないので、ここからメッセージを送ります。
『永遠の0』購入しました。
まだ読み途中です。
コメントに"戦機もの"とあったのに、
0戦の0だと思いつきませんでした。
読み途中ですが、ちょっと感想を述べます。
catmouseはずっと不思議に思っていたことがありました。
大東亜戦争に対する日本人としての反省についてです。
なんかもう、catmouseの育った環境というのは、
「戦争はいけない。絶対してはいけない。軍備反対」でした。
純粋な疑問です。
先の大東亜戦争を考えるとき、
なんで日本人は思考停止なのだろうか?
つまり、
戦争をしたこと、そのことのみを反省し
どこが間違っていたために負けてしまったのかという視点での反省すら、
全くできなかったことです。
もう一つ。
日本だけが侵略戦争をしたことになっているということ。
だって、
アジア諸国は西欧列強が植民地にしてたじゃないですか。
大東亜戦争後、なんでアジア諸国が解放されたのでしょうか?
その答えとして
日本が負けたから、アジア諸国が解放されたというのが与えられていましたが、
おかしいじゃないですか。
日本が負けたら、アジア諸国は未だ西欧列強の植民地であったはず。
で、
この『永遠の0』を読み始めて思ったのです。
なにがダメで戦争に負けたのか。
catmouseと同じ意見が書かれているらしい、と。
catmouseが戦時中のはなしで、一番腹がたったことは
「おまえらは一銭五厘でいくらでも集められる」という台詞です。
この台詞はブラックジョークですよね。
一銭五厘で、人が作れるわけはないのです。
鉄砲よりも、飛行機よりも、お金がかかっているのです。
鉄砲や飛行機は数日間で作れますが、
人間が成人するには20年かかります。
ましてや、熟練工となると、それから何年もかかるわけです。
こういう、当たり前の普通のことがわからないというのは、
想像力の欠如というか頭が悪いというか
これを、
当時、旧制の高校や大学を出た人が本当にわからなかったのだろうか?
まあ、これが不思議でなりませんでした。
こうした、普通の、単純計算ができていなかった。
これが戦争に負けたことの一因ではないだろうかと
catmouseはずっと思っていたのです。
主人公のおじいさん、宮部さんという人は、
そのことがわかっていた人ですね。
残念なことに、そういう頭のよい人が指揮系統にいなかったということです。
これは日本人の「のり」に関係することなのですが、
日本人がもつ「空気を読む性格」
これは長所でもあれば短所でもあると思います。
「一銭五厘」で兵隊は集められる。
この台詞はジョークとしては面白いです。
まるで、このジョークは、今で言えば
テレビの朝ズバとかバラエティ番組の「のり」です。
自嘲的で、悪意があって、影響力もある。
しかし、短絡的で社会にとって益などないものです。
時々、思うのです。
日本は物量に負けたのではなく
ものの考え方で負けたのではないか?と
それならば、負けるのは当然であり、
負けてよかったのだ、と。
負けなければ、間違いに気付きませんから。
しかし、
戦争したことそのものが悪いということで思考停止し、
なんで戦争に突入したか、
なんで戦争に負けたのかに関しての考察が無ければ
負けてよかったとはとても言えません。
『永遠の0』では、そのことに触れている。
まだ読み途中ですが、
catmouseはそう感じました。
そう、ここで口のすべりついでに
ワタミの社長は政治家になるべきではありません。
あの社長は「一銭五厘」で兵隊が集められると思っている口です。
従業員に無理をさせて、
できたら「できたから無理ではなかった」という人です。
こんな人に国の舵取りは任せられません。
また同じ間違いをすると思います。
またまたついでに
catmouseが幹事をするなら、和民には絶対行きません。