志村辰弥神父『聖母マリアの崇敬』
◆3、マリアは人類の母
さらにマリアは、人類の母であります。ヨハネ福音書によると、イエズスは十字架にかけられたとき、「その愛する弟子がそぱに立っているのをごらんになり、母に『婦人よ、これがあなたの子です』とおおせられ、また弟子には、『これがあなたの母です』とおおせられた。その時から、その弟子は、マリアを自分の家に引き取った」(ヨハネ19章26-27節)とあります。これは、マリアが人類の心の母となられたことを意味します。教会憲章もこれを認めて、マリアの母心を強く称賛しています。「マリアが天に上げられた後も、この救いをもたらす務めを放棄せず、かえって数々の取り次ぎによって、われわれに普遍の救いのたまものを得させるように続けている。・・・このために、聖なるおとめは教会において、弁護者、扶助者、救援者、仲介者の称号をもって呼び求められている」(第62節)。
まことにマリアは、今もなお神の母としての権能と限りない功徳をもって、わたしたちひとりひとりに母の愛を傾けて、守り助けてくださるのです。
レーニンベルグは、「すべての母親がその子に対して抱いている愛も、マリアがわたしたち、ひとりひとりに持たれる愛情に比べれば影に過ぎない。マリアはすべての聖人が一緒になって愛しえないほどの愛をもって、わたしたちを愛してくださる」といっています。
◆3、マリアは人類の母
さらにマリアは、人類の母であります。ヨハネ福音書によると、イエズスは十字架にかけられたとき、「その愛する弟子がそぱに立っているのをごらんになり、母に『婦人よ、これがあなたの子です』とおおせられ、また弟子には、『これがあなたの母です』とおおせられた。その時から、その弟子は、マリアを自分の家に引き取った」(ヨハネ19章26-27節)とあります。これは、マリアが人類の心の母となられたことを意味します。教会憲章もこれを認めて、マリアの母心を強く称賛しています。「マリアが天に上げられた後も、この救いをもたらす務めを放棄せず、かえって数々の取り次ぎによって、われわれに普遍の救いのたまものを得させるように続けている。・・・このために、聖なるおとめは教会において、弁護者、扶助者、救援者、仲介者の称号をもって呼び求められている」(第62節)。
まことにマリアは、今もなお神の母としての権能と限りない功徳をもって、わたしたちひとりひとりに母の愛を傾けて、守り助けてくださるのです。
レーニンベルグは、「すべての母親がその子に対して抱いている愛も、マリアがわたしたち、ひとりひとりに持たれる愛情に比べれば影に過ぎない。マリアはすべての聖人が一緒になって愛しえないほどの愛をもって、わたしたちを愛してくださる」といっています。