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トランプが日本にも24%の関税を宣言!

2025-04-03 21:08:42 | 時事
 とっくにご存じと思いますが、トランプが世界各国に関税をかけまくっています。ついには、日本にも24%の相互関税を宣言してきました。こんなことをやって、アメリカは大丈夫なのか?と思わなくもないですが、向こうの国を心配している場合ではないですね。

 とりあえずは、世界中が値上げラッシュです。だって、現代は、企業も工場もグローバル化が進んでいるからです。複数の国にまたがって、企業間貿易をやりながら、部品をやりとりして、製品を組み立てるのは、今では日常です。特に、アメリカ・メキシコ・カナダ間では、多いことでしょう。アメリカが高額の関税をかければ、相手国も報復関税をかけてきます。よって、あらゆる形で物が値上がりしていきます。アメリカをまたいで商品を組み立てている場合には勿論のこと、アメリカ製の部品を使うだけでも、そのやりとりの過程で関税がかかり、価格が上がってしまいます。


 アメリカ向けの輸出企業は、もっとはるかに深刻なことになるでしょうし、特に日本の自動車企業は大変でしょう。20世紀末の日米貿易摩擦の妥協策として、多くの日本の自動車メーカーは米国への工場建設を強いられていましたから、この関税ラッシュの影響をもろに受けてしまいます。

 例えば、日本からアメリカに車を輸出すれば、今回の自動車向けの追加関税と従来の関税で、乗用車は27.5%、トラックは50%の課税をされてしまいます。日本企業の工場がアメリカから車を輸出した場合には、各国が報復関税をかけるでしょうから、おそらく25%くらいの価格の上乗せになってしまいます。もし、アメリカ含め複数の国にまたがって車を組み立てていた場合には、もっと悲惨なことになります。部品の集積(例:メキシコなどからアメリカに部品を集める)と完成品の出荷(それをアメリカ国外に輸出する)の過程で一度ずつ、つまり二重に関税がかかってしまいます。

 今までトランプを熱心に支持していた人たちは、今、どういう気でいるんだろう・・・?と聞きたくもなりますが、とりあえず、世界はもっともっと混沌とした方向に向かうでしょうね。私達の生活も、より難しくなってくることでしょう。








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