カトリック情報 Catholics in Japan

スマホからアクセスの方は、画面やや下までスクロールし、「カテゴリ」からコンテンツを読んで下さい。目次として機能します。

臨終のときとそのあと

2021-01-12 02:36:48 | 煉獄
『他界からの火花 - 煉獄の霊魂の出現』企画:デルコル神父、文:江藤きみえ

◆6、臨終のときとそのあと

 臨終のとき、また、そのあとで何が起こるのでしょう?簡単に答えてあげましょう。

 わたしは、長い臨終がなく、急に亡くなりました。でも、最後の瞬間は決定的です。悪魔は、死のうとしている人を、どうしても地獄におとそうとして全力をつくします。

 そのために、ある人は非常に苦しみます。神がこのような試練をお許しになるのは、その人に神のみ前でもっと功徳をつませるためです。特に寛大な人はより大きな試練を受けますが、それは、これにうち勝って天国でより大きな喜びをうけるためでず。

 地上で聖母を愛じ、熱心に祈った人は、臨終のときに沢山の恵みをうけます。また、聖ヨゼフや大天使聖ミカエル、その他の聖人に対して信心のあつかった人々も同様に特別に守られるのです。臨終のこの決定的なときに神のみ前に取りついでくださる人をもっているのは、大変ありがたいことです。

 臨終の苦しみも心配もなく、おちついてこの世を去る人々もいます。それぞれの人間のために、神にはご計画があります。神がお許しになる試練も、平和も、その人のために最も善いことです。

 亡くなってから何が起こるかは、どういい表わし得ましょう、経験しない人々には、とても理解することができません。

 霊魂が体から離れると、神に包まれて、考えられないほど、はっきりと、一瞬のうちに自分の全生涯を眺めることができます。その時こそ、霊魂は、自分の宣告を自分で決めます。わたしのように、罪のつぐないを果しおえていないなら、自分みずから直接煉獄の中にとび込むのです。この瞬間、神のことを完全な程度に理解します。

 裁きのとき、いつも大天使聖ミカエルが神の正義の証人として立ち合っています。わたしは、そのとき、自分の守りの天使もみました。裁きに立ち合った聖ミカエルは、煉獄で清めを受けねばならない人を煉獄にみちびきます。

 教会では、1月2日に死者の記念日おこないます。

 この日には、煉獄の霊魂のために特別に沢山の祈りとミサ聖祭がささげられます。そしてこの日、沢山の煉獄の霊魂が天国にのぼるのです。また同じこの日に、煉獄の霊魂は教会の公式の祈りに心をあわせて、その苦しみを捧げます。すぐ天国に行けないにしても、煉獄の霊魂はこの日に、その清めを早める恵みを受けるのです。といっても、みな同じ程度でなく、神がおきめになる程度にです。

 死者の記念日よりも、もっと沢山の煉獄の霊魂が天国にのぼってゆくのは、救い主イエズス・キリストのこ降誕祭の日です。




よろしければ、フェイスブックのカトリックグループにもご参加ください。FBではここと異なり掲載が途切れることもありません。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。