今日のお客さまはアライグマ

今日も夕方から集まる、お客様を紹介します

武蔵野を散歩

2008-03-04 18:27:14 | フォト
水ぬるむにはまだ早い3月最初の日曜日、川沿いを散歩してみました。

日だまりの鴨が日光浴中、私のセーターも太陽がフワフワに膨らましてくれてます。

ふと、足元に変わった実が落ちてるのを発見。

何だろ? 見たこと無いぞ。半透明の殻を振るとカラカラと音を立ててます。

こりゃいいわ!猫のきてぃにお土産です。
廊下をカラコロ転がして、喜ぶきてぃの顔が目に浮かびます。

もっと落ちてないかキョロキョロしてたら、ポンと肩を叩かれました。
私の手元を指さしながら、それ「ムクロジだよ」おじさんが声をかけてきました。

「羽子板遊びしなかった? 羽根の先に黒い豆がついてるだろ、その豆がそれに入ってるんだよ」
なあるほど。よく見ると黒くて固そうな豆が入っています。

「あんた暇かい?」「ええ、まあ」
「ちょっと来なよ」

というわけで、おじさんの後を付いて行くことになりました。

茅葺きの家が!
話し好きのおじさんに案内されて入った家は、水車を使って精米をしていた農家なのでした。

【武蔵野の水車経営農家】
明治の初め頃から、直径5メートルもの水車で精米していた歴史ある農家なのですって。
昭和40年代の護岸工事で水の流れがなくなるまで、営業していたということです。

この後、精米機の仕組みから昔の道具や蚕の育て方まで、あれやこれやと1時間も聞かされてました。

はぁ~、疲れました。
お土産のムクロジをたっぷりポケットに詰め込んで、帰路のバスに乗った時には空は黄砂で濁ってました。

付録:あさがお

『あさみちゆき/あさがお』が3月5日に発売されます。

心地よいリズムと歌声に、ちょっと懐かしい下町風情を思わせる、とてもいい曲です。

少し歌詞をご案内します。

仕立ておろしの 浴衣着て
 ひと箸つけた 冷麦の
 妹の つたない箸さばき
 思い出します あの夏の日

 花火見つめる 縁側で
 ビール片手の 父がいた
 傍らで寄り添う 母の手は
 そっと団扇を あおいでた

今年の盆踊りにはこの曲が流れること間違いなしです、お楽しみに。

〔追記〕

[火曜の夜は歌コン]
11日夜8時、NHK『歌謡コンサート』に出演が決定しました。
あさがおをお聴きになるチャンスですよ。