「天狗の中国四方山話」

~中国に関する耳寄りな話~

No.473 ★ 上海 20周年を迎えた「CCG Expo」、新たに会場外イベントも開催

2024年07月13日 | 日記

JETRO上海事務所

2024年07月11日

中国の上海市で2024年7月4日、ポップカルチャーの総合イベントである「中国国際動漫遊戯博覧会(CCG Expo)」が開幕した。20周年となる今回は、初回開催地である上海展覧中心において7月7日まで展示イベントを開催し、4日間で延べ10万人以上が来場した。

さらに、2024年は会場外でのイベントを新たに設け、7月21日まで上海市内の漫画・アニメ・ゲームなどの関連グッズの販売、ポップアップショップを拠点としたスタンプラリーを実施するほか、市内の映画館ではアニメ映画の上映も行う。

同博覧会は、中国国際動漫遊戯博覧会組織委員会が主催する。会場内の展示イベントでは、漫画、アニメ、ゲームコンテンツを取り扱う企業など142社が出展し、日系企業では、KADOKAWAの中国子会社である角川青羽や三井不動産などが初出展した。主催者によれば、新型コロナウイルス流行前の2018年開催時に比べ、出展者数は減少したものの、約280のタイトルが紹介され、このうち半数近くが日本コンテンツだった。

キャラクターグッズを中心とした物販ブースのほか、主催者企画として「ハイキュー‼」「ブルーロック」「黒子のバスケ」「ゆるキャン△」など、人気アニメと連動したスポーツ体験型ブースを設置し、来場者は身体を動かしながら楽しめるミニゲームに興じた。

また、中国銀行ブースでは同博覧会とのコラボキャッシュカードの発行、中国郵政ブースでは「カードキャプターさくら」の記念切手の展示を行うなど、若年層にもアピールした。

日系企業の出展ブース(ジェトロ撮影)

バスケットボールゲームにチャレンジする参加者(ジェトロ撮影)

会場内では、上海市を拠点に活動するAKB48 Team SHのミニライブと握手会のほか、バーチャルアイドルによるステージイベントなど、150を超えるイベントが行われた。

主催者によると、今後も単一会場内での開催にとどまらず、上海市内全域を会場として捉え、さまざまなイベントを企画するとしている。

なお、上海市では今回のイベントを皮切りに、アニメ・ゲームイベント「BiliBili World」(7月12~14日)、アニメ関連の音楽ライブイベント「BILIBILI MACRO LINK」(7月13~14日)、ゲームイベント「China Joy」(7月24~29日)など、多くの大型オフラインイベントを7月中に開催する予定だ。

(岸本優子)

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