ぷらぷらholy

2000年にやってきた、黒ラブ犬holyとお絵描きが仕事のぷらぷら日記

絵本のはなし てん

2010-07-06 11:55:35 | 本・絵本
私にとっては、思い出深い絵本です。



アートセラピーを勉強中に
初めて自分でプログラムを作る授業で
この絵本を使いました。

お絵描き大きらいの女の子、
ワシテのお話。

うん?私とは正反対だなぁ。

お絵描き大好きの内気な女の子
でしたから。おほっ



さて、お絵描きの時間がおわっても、
まっしろな画用紙の前で
ふくれっツラをしている
ワシテから、物語は始まります。







そんなワシテが
「てん」を描くことをどんどん
やりはじめ・・・・。



プログラムでは、
「自分だけのてんを描く」
「描くことに夢中になる楽しさを味わう」
「他人から大切にされる」

・・・・・そう、ワシテと同じ
体験をしてもらうように
作りました。

今、読み返してみると、
その他にも

「自分のしるしを怖がらずにつける」

という、テーマもこの本には
ありますね。

絵もお話も軽いタッチで
まとめられていますが
いくつもの、大切なメッセージが
こめられた、奥行きのある絵本です。


最後に

ワシテの名前について
わざわざ注釈があります。

旧約聖書に登場する王妃の名前。
王は、美しい王妃を自慢するため宴会に来るよう
命令しますが、王妃は女たちを集めた
別宴を開いていて、その命令に
背きます。

その為、王は王妃を追放し、別の若く美しい
女性を王妃にします。


こんなところにも、何かテーマが
潜んでいそうですね。


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