
あまり通らない路地を歩いていると、駐車場にオレンジ色のボールが転がっています。
な~んだ、ボールかと一瞬思ったけれど、拾ってみると何だか違う。
少し割れていて、あんず?
あっ、杏!
とっさに上を見上げたら、大きな実が1、2、3、4、5個。
杏だったんだ、この木。
春毎にうっとりするような花。
バルコニーから見える景色は素晴らしくて、
つい見とれていました。
そして、何の木なんだろうといつも気になっていました。
これは偶然と必然の瞬間。密かに持ち帰り、
その夜冷やして食べちゃいました。
それはとびきり甘くて、幸せな時間。
これまでの思いが重なって、どうにもたまりません。
あ~、もっと食べたい。でも、どこにも売っていない。
もらいに行こうか、どうしよう。
昨日行ってみると、届きそうな所に一個だけ。
あなただけが待っていてくれるのですね。
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