師走のある一日

誕生日にケーキだなんて・・・。
子どもの頃には考えられませんでした。

クリスマスケーキは食べました。
誕生月が１２月なので、そのまま
バースデーケーキを食べている感じになってたんです。
弟によく言われました。
〇〇〇子はずるいっ！　自分だけ誕生日にケーキ食べられて～。
そんな～、たまたまでしょう。
弟は４月生まれなので、ケーキはありません。
その弟、今でも私のこと、〇〇〇子って呼び捨てにするんですよ。

　おとなしいケーキ？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　バタークリームケーキです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　なつかしい味がする。

友達から、当日
お誕生日おめでとう！って言われたことはありませんでした。
いついつが私の誕生日なの、って言うこともありません。
だってだって、冬休み中なんだから・・・。

Ｈａｐｐｙ Ｘｍａｓ

   
  
  

冬至と思い出

やっと晴れてきました。
あんなに強く降っていた夕べの雨も上がって、
お日さまの光があふれます。
物干しにぶら下がった水滴たちのおしゃべりも始まりました。

今日は冬至ですね。
一年でいちばん昼間の時間が短い日です。
ゆず湯に入って温まりましょう。

　出番待ち

風邪引きさんにならないように。
そうです、インフルエンザにもかからないように。
ほら、本格的な冬の始まりですよ。

かぼちゃも煮ましょう。
小豆と一緒に煮たりもしますが、
今日はかぼちゃだけです。


無病息災、無病息災。
祖母がよく言っていました。
冬至にかぼちゃを食べたり、ゆずを浮かべてお風呂に入る。
その祖母が教えてくれました。
栄養たっぷりのかぼちゃが小さなちゃぶ台の上で光っていました。
ぷかぷか浮かんだゆずが笑っていました。

毎日忙しく働いていた母が教えてくれたのは、
もう少し、もっとかな？大人になってからのこと。
それは夏の日のかぼちゃのサラダ。
急にご飯を食べたいと言った時に出してくれました。
薄くスライスして、さっと茹で、控えめのマヨネーズで和えるだけ。
これが同じかぼちゃ？
今はちょっと黒コショウを振って、オシャレな一品に早変わり。

今日はそんな思い出といただきます。


冬至の夜、あなたはどんな風に過ごされますか？
冬至の日の思い出、ありますか？
ゆずやかぼちゃを見て、思い出すことありますか？

冬色の中で

月曜日でしたね。冷たい雨に震え上がる日があっても、
今日のように太陽が顔を見せれば、
不思議と笑顔で挨拶しているのです。

こんにちは。
お元気でしたか？


 


冬色の中に、
あなたを探しました。

赤いのはサンシュユの実です。春に黄色く咲いた花も、今はすっかり葉を落して。
　わたし、ここにいるのよ、と話しかけてきます。
駅前通りのサザンカはピンク一色ですが、ここのかどの酒屋さんでは
　白いあなたがわたしを見て、と囁きます。
黒い実は誰でしょう？　大きく見上げます。
　名前だけは知っていましたが、クスノキの実でした。いっぱい落ちています。
紅く葉っぱが綺麗でしょう。
　梅雨時だけではなく、あなたは今もいざなうのですね、カシワバアジサイさん。

１２月に入ったばかりと思っていたら、
もう、もうです。
師走は早い・・・

お元気でいらしてくださいね。

かりんジャム

ある日突然、足音たかくやってきたのは
そう、あなた。
かりんです。

のど飴やかりん湯をいただくことがあっても、
ジャムになったあなたは
そう、はじめて。

ぐぐぐぐぐっ、
ぐっときました。
元気にしてくれます。

パンに塗ったり、
ヨーグルトのトッピングに、
紅茶に入れたらロシアンティー。
あなたのオレンジ色がウインクします。