先週末、かつて私が勤めていた
税理士事務所の方からお電話を頂いた。
かれこれ16年前に私が、会計と税務を学んで
いたことを思い出した。
社会保険労務士として今歩んでいるが
その当時は、税理士試験を受験していた。
そのことを知っている方からのお電話では
私より以前にその事務所で勤めていた方が
今年税理士事務所を構えられたとのことだった。
私たちのような資格業は、試験に受からなければ
ただ勉強した人・・・となってしまいます。
試験に受かることは、年に一度のチャンスをものに
出来るか?どうか?というとてつもない戦いがあります。
なぜなら、人間のピークの記憶は、その時期に焦点を
合わせなければ、高跳びのようにその高さをクリアー
出来ないのです。
不景気になればなるほど、資格へと夢を膨らませる
サラリーマンの方は多くいます。
挫折する人も星の数ほどいますし、開業後、3年4年
と経つと廃業している方も山のようにいます。
私は6年が経ちました。
6年経って言えることは、この仕事は魂を鍛える仕事
だと言えるかもしれない。
サラリーマンでは味わうことのない様々な出来事。
他人の人生に深く関わります。
時には、涙を流して感謝され
相談して良かったとの言葉を頂くこともあれば
その逆に、社会保険労務士の仕事が理解される
ことなく、弁護士のように困った時の用心棒の
ように勘違いされ、他人の後始末を当たり前のよう
に言われることもある。
世の中、お金を基準に成り立っていることが多く
ありますが、お金では幸せは手に出来ないと
考えると、この仕事の醍醐味を感じることができる
と現在の私は考えています。
会社の社長でも、毎月お給料を支払って従業員に
涙を流して感謝されることは・・・
まずありませんよね。
醍醐味というのは・・・規模や名声ではなく
自分自身の心の中に燃える価値観という炎
だと最近感じます。
生きがい、働きがい・・・言葉は違えども
他人の役に立っているという充実感は掛け替え
のないものだと考えました。
さあ、次は20数年ぶりに国家公務員をしていた
ころの人からのご連絡をお待ちしています。
なんてな?