SOUND FACTORYと名づけられ
それに因んだ工場のようなモチーフが、ステージのそこかしこに散りばめられていた。
カラーはcautionを促す黄色と黒。
完成はしない。いつまでも作り続けるし、走り続ける。止まらない。
いつも“最新が最高のもの”と言っていた言葉が思い浮かんだ。
彼らにとってはリリース数もライブ数も10年という区切りもあまり関係ないのかもしれない。
もちろんここまでにたくさんの思い出はあったとしても、
これからもまだ作品と共に思い出を作る。
そんな想いを感じ取れるゾクゾクさせるセッティング。
初日はグランドのCブロックだったので、センターステージを若干後ろから見るような感じ。
猫ちゃんが「前回よりステージが前に出てるよね~」というので
よく見てみれば・・・まぁまぁまぁ
手品を見る前に仕掛けを見てしまったわけで
でもライブの演出がわからないのでそれは楽しみなのね
「そうだね。アノ辺の湯気とか装置も大掛かりっぽいからじゃないかな~」
内緒ですよン知ってたら面白くないもん
ビックリ!!も大切な演出ですから
スクリーンに映像が映し出され、これまでのCDジャケットが次々に現れては消えてゆく。
その映像も最後となったところで
ドッカ~~~ン
ステージの両端から煙が上がり、その中から左:昭仁 右:haruちゃんが登場した
オーディエンスは最初っからキャーキャーと大歓声
最初の音が鳴り始め耳を澄ました。
なんだろう・・・なんだろうこの曲。
あっ!と小さく声をあげてしまった。
詞に散りばめられたキラキラとした儚さがアタシの大好きな曲
♪ライオン
世界中の臆病者はきっと僕に味方する。
互いの手の中に握られたその石を投げよう。
手や足が小刻みに震えてた。
体の中に音と言葉が満ちてゆくザワザワした感じが走っている。
とってもとっても気持ちいい
SAXが高らかに嘶くと♪痛い立ち位置がさらに観客を煽っていく
そして♪ヒトリノ夜
9年前と9年後が並んだ。時代など感じさせない、色褪せさせない。
痛いがジャケット同様のピンク色なら、ヒトリはちょっと暗めなシルバー
それだけの事なの。対等なのよ。
スクリーンに可愛らしい郵便屋さんが映し出され♪ポストマンを歌い終えてMCへ。
昭仁は上下赤のデザインが面白いスーツ(タコラのオマージュかと思った)
haruちゃんは黒い革ジャンにブルーのパンツ。
ちなみに・・・このブルーのパンツ、リハから履いてたのと同じだと思う。
人ごみの中で覗ける穴を発見してチェックしました
haruちゃんは「明日はジャケット青にするっ!」って言ってたけど
やめてくれぇ~ やめてくれぇ~というアタシの声が聞こえたのか
2日目はグッズのつなぎでした
ちなみにこのつなぎも・・・リハから着てた
マニアには堪らないくらいの晴一スメルが期待できましたね
アタクシそういう趣味はございません
赤いボーカルと青いギタリストとで何をしたかったというと
がちゃぴんとムック
微妙に色チガクね?
しかも昭仁、“ジャニーズ色”とまで シブガキ隊ですか?
そして暑くなって上着を脱げば2人とも白いTシャツ。
アタシはポルノグラフィティが大好きです
今までもこれからも大好きです
でもこの時。
猫&ランラン&そら&そら娘は思いました。
「なんでだろ~」のほうがピッタリではないか???
すみません・・・ほんますみません
2日目にharuちゃんが衣装チェンジをしてくれて心からホッとしたのはアタシです
そのあと♪ベアーズ♪グラヴィティと綺麗な音が続く
初日に携帯で「戻ってきた」って言ったのはグラヴィティの事なの。
2年前のギターインストからひとつの歌になって帰ってきた。
あのインストが大好きなアタシにとっては『お帰り』って言いたかった曲なのよ。
ポルノ的ファンとの愛のやりとり
♪We Love Us へ
やっぱりオーディエンスの歌を聞いているときのメンバーの顔は
最高のごちそうだわ
アタシ、このメンバーの顔だけの画でお酒が飲めるもん
セットリストを見た方はお気づきかもしれないですが、
新曲以外の曲はこれまでのライブ本編でラストに歌われた曲たちです
そう昭仁に教えてもらって喉にささった小骨が取れたような気分でした
横浜といえばやっぱり♪リリー
センターステージに移動してまあるく座り、アコースティックで魅せてくれれば
蒸し暑い会場に少し涼しい風が吹き始めた。
暮れゆく空の色と音が融合してゆく美しく優雅な時間。。。
昭仁だけがセンターに残って「歌い方がわかったような気がします」と言った
♪カルマの坂
ねえ昭仁。前もちゃんと歌えてたよ
荒削りで 無鉄砲で 高ぶった感情を抑えられずに ただひとつの答えに向かう彼に
そっくりだったよ。
若いからこそ表現できる感情。
経験したからこそ見える背景。
小説のようなその歌は時間を越えて、もう一度手に取ったペーパーバックのようだったよ
ゆくのを惜しむような2008年の夏がゆっくりと歩き出した気配を感じた
あの日が蘇るよ~②も楽しみにしてます
横浜にスリップして頂戴ね
ていうか、きっとあそこにいたほぼ全員がそう思ってたと思う
もちろん口には出さないけどね。
あれは心の中で打ち消そうとしても、ど~してもそう思えちゃって・・・まぁ不慮の事故みたいなもんと思いませう
そんな中、隣で見てた娘の『ぐりとぐらみたい~』というコメントには救われた気がしたわ
『グラヴィティ』、ハルちゃんの美しくて優しい歌詞を聴いていたら、beforeライブの皆の優しい顔が浮かんできたよ
そして横浜で聴く『リリー』は、前回の横浜スタジアムに行くことができなかった時の気持ちと、今回やっと来ることができたんだって実感が混ざり合ってとっても感慨深かったです。
レポありがと~
おかげであの日をまた思い出すことができます
でも娘ちゃんの“ぐりとぐら”の方がいいなぁ~
アタシの感性がファンタジーとほど遠いところにあるみたいね
『グラヴィティ』は野外に映えるよね
お星様の下で聞くと空に吸い込まれるような気分になるからアタシも大好き
『リリー』は横浜で聞くからもっと切ないのかも。
だってやっぱりそういう世界もあるから。
聞けてよかったね、横浜で
長い間みんなを精一杯の笑顔で見送ってきたあげはちゃんへのプレゼントだったね
あげはちゃんの見れなかった2日目の横浜も早めに書き上げますわ