意外と真冬でも、テントを設営したり、キャンプ道具をセッティングしている間は暑くて汗をかくくらいです。
その後お風呂に入れば体はホカホカですし、焚き火が始まれば寒くありません。

つまり、寝るまでの間はそこまで寒さ対策って必要無いんです。
寒いのはテントに入って寝るときから、朝の撤収するまでの間です。
撤収し始めると、また暑くなります。
特に、寝ている間のテント内は極寒です。
「冬用の寝袋があればしのげるのでは?」と、思ってしまいますが、確かに寝袋内で暖かく寝る方法はあります(次々回で紹介させて頂きます)。しかし、テントで寝袋に入るまでと、朝はめちゃくちゃ寒いです。
かといって、テント内で火気を使用するのは火事や一酸化炭素中毒のリスクがあり危険ですし、結露も発生しやすくなります。
薪ストーブは一酸化炭素が煙突からテント外に放出されるため中毒のリスクが低く、テント内で使用出来ます。

しかし!
煙突穴があるテントを用意しないといけないですし、煙突からは火の粉が落ちるので、テント自体も火の粉に耐えるものでないといけません。また、高い位置から火の粉が落ちるため、隣のテントと距離をとらないといけませんし…設置も撤収も面倒くさい!
テント内でお湯を沸かそうものなら、結露祭りになりますよ!当然、寝るときは消して寝ないといけないですし、結局寒いです。

石油ストーブは?

石油ストーブもテント内で使う場合は換気が必要ですし、結露も出ます。そして、何より、デカイ!とてもバイクでは運べません。
では、我慢するしかないのでしょうか?
いえ!
良いものがあります。
それがこちら!

ミニセラミックファンヒーター!
600Wくらいの小型の物で十分です。そこそこ大きなテントでも、十分暖まります。600Wに耐えられるポータブル電源は相当高額なので、やはり電源サイトでの使用が前提になります。
セラミックファンヒーターは燃焼していませんので、一酸化炭素を出しません。なのでテント内での使用が可能です。
また、スイッチひとつですぐ温風が出るので楽チン!テント内は瞬時に暖まり、半袖で過ごせるようになります。
軽くて、コンパクトですので、バイクでも持っていけますし、テント内でも邪魔になりません。
そして!
テント内でミニセラミックファンヒーターを使うとなんと!
結露が!
消えます!!!
セラミックファンヒーターの原理はドライヤーと同じなので、乾燥した温風が出てきます。
これを一晩中着けていると、テント内は常夏!寝袋も夏用で十分。インナーのドアを少し開いておくと、インナーの結露はおろか、フライシートの結露も防ぎ、尚且つ、テントに霜が付かない!ファンタスティック!
転倒すると止まるようになっていますが、

つけたまま寝るのが不安であれば、もちろん消してから寝ても大丈夫です。朝、寝起きにつければ、テント内はすぐに暖まります。
つけたまま寝る場合は空気が乾燥して喉がやられるので、マスクをして寝るのが良いと思います。
電源付きサイトとミニファンヒーターで冬キャンは快適!
星空もキレイですよー!
…次回、「暖房(屋外用)」